胸にしみる 「壬生義士伝」東京公演 感想

「おもさげながんす」

この言葉、とても温かく響きました。
「申し訳ありません」という意味と「ありがとうございます」は同じく人を思いやるに通じていると思うのです。

望海風斗さんで、こんな日本物を観たかった
雪組でこんな舞台に出会いたかった

1回の観劇をこんなに衝撃的に受け止koめたのは久しぶりでした。
やっぱり原作が胸を打つところ、南部の雰囲気、

世界観を劇場で美しく表現していました。

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感想

吉村貫一郎 望海風斗

下級武士でありながら、見た目に品があるのが、宝塚のいいところ。
南部弁は聞きづらい…と思いきや、何も気になることなくスッと入りました。
優しいですね、南部弁は。聞いていて癒されました。

吉村の最期、涙が止まりません
あんなふうに人を、家族を守る愛があるのだろうか。
友を、仲間を大事にする気持ち、せつなくて…
あんなふうに生きること、自分への勇気になりました

しず/みよ 真彩希帆

しずも心優しく、強く、相手を思いやる気持ちに感動しました
わけあえば余り、奪い合えば足らず、そんなことを感じました。
真彩ちゃんのきれいな声に浄化され、

苦しくとも母は強いと感じました

みよ役は、真彩ちゃんが演じるから、

リアリティありました。
同じ顔なのに、こんなに境遇が違い、満たされているのは、
貧しいしずの方。みよはお金持ちなのに、愛が手に入らない。
そんな対比も感じました。

大野次郎右衛門  彩風咲奈

控え目な性格で、陰から応援する素敵な役
足軽から出世したということですが、
実際、百姓・民と領主クラスでは、かなりの差があったのでしょうか

土方歳三 彩凪翔

見た目がカッコいい
凪様の勝海舟も素敵でしたが、土方さんもいい男ですねー。
凪様主演の土方が観たい

出番は多くないけど、新選組をいつも愛情深く見守っている感じです。
鬼の土方ではなかったです

斎藤一  朝美絢

今回、貫一郎の次に心をさらわれたのが、

斎藤一。
朝美さんの作った斎藤は、わかりやすかった
斎藤一が貫一郎の影響を受け、生涯、心に残る人物となった、
死にたい人間が生き残った意味、生きたいのに、義を貫いた故に命を落とした意味
どちらも間違いはないと思えました。

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