細雪~大和悠河

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細雪を観て

好きな作品で、観劇したいときにいつも公演してはいないですよね。
細雪も私は好きな作品です。
古典文学が好きです。谷崎純一郎作品もいくつかですが好きです。
谷崎作品は耽美主義といわれています。
美に耽るつまりただ美しいだけでよいとする。
私はそういう世界が好きです。
現実的ではないけれど、そんな世界観が好き。
春琴抄も主人公は自分の目を潰しても好きな女性と同じ景色が見える(見えないのだが)究極の行為。
何々なしではいられない、というのが私の耽美主義への解釈です。
細雪は大阪老舗問屋四人姉妹の話で、三女の縁談話からことが始まります。
長女は格式、伝統に縛られ時代に乗れない融通性がない女性。次女は近代的で気の利く女性。三女はお姫様。四女は破天荒な女性。
日本版若草物語風です。

昭和初期で戦争が始まろうとする貧しい時代に商いは傾いたのに見栄を張り続け対面を守る本家の長女、この長女が三女の見合い話をいつも断るのでなかなか結婚できず、30を越えてしまう。
当時は女は早々結婚して当たり前の時代。
良家となれば姉が先に嫁がないと下がいつまでも嫁げないようでした。
四女は彼氏持ちだが三女が行かないから駆け落ちしてしまう。

次女は諸所の問題、長女と妹達の仲違いの気苦労で流産してしまう。

 
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感想

様々な人の様々な思いがあって何一つ解決に向かうことない家族の問題。
夫婦、姉妹、恋人。
ひと昔ほどフリは欠かせないものだった。
自分の好きなことを好きなようにやってよしとする現代からは想像できないほど煩わしい人間関係。

ただ一つ、お互い傷つけ迷いながらも桜だけは見事な美しさでした。旧家の庭の桜、京都の桜、それから姉妹達の艶やかな着物。庭一面に着物を干す場面は圧巻。友禅だろうか。
現実は倒産、流産、駆け落ち、当時の未婚と色にしたら決して美しくはない。

けれど彼女達はそれらを乗り越え内側から優雅であった。
真の美しさは桜にひけをとらない。
どんなときも優雅に。優雅さは誰にも奪えない。

そんな美しい女性に憧れます。

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