彼こそがミスター「ミス・サイゴン」~市村正親

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市村正親さん

俳優市村正親さん(67)が今秋10月公演で「ミス・サイゴン」のエンジニア役を卒業することになりました。一昨年病気のため降板されたこともありましたが、「ミス・サイゴン」上演1368公演のうち、800回以上エンジニアを演じられてきた市村さん、まさにミスター「ミス・サイゴン」です。さぞ思い入れも深い作品だと思います。私も2回のうち、一度市村エンジニアで観ています。なんというか、エンジニアは市村さんそのものではなかろうかと思う演技力です。ヤクザな商売をやっているエンジニアだけれども、アメリカンドリームをつかみたい!余裕な演技です。劇団四季ご卒業後、この大役を演じ切り、まさにアメリカンドリームを手にした市村さんです。

今秋のキャストは市村さん含めトリプルキャストです。一人はミュージカル俳優駒田一(はじめ)さん、もう一人は歌手ダイヤモンド☆ユカイさんです。後進に道を譲られる市村正親さんの熱いエンジニアをもう見納めですが、ぜひチケット取りたいです!!

以下はオリジナルトラックです。

Miss Saigon

ミス・サイゴンについて

「ミス・サイゴン」の舞台はベトナム戦争末期です。舞台はサイゴン(現在のホーチミン)でエンジニアが経営する売春宿で働くキムという少女とアメリカ兵クリスとの恋愛です。クリスはキムを「買う」のですが、二人は互いに惹かれ愛し合うようになります。キムは妊娠しました。

サイゴンが陥落しクリスはアメリカに帰ります。その時キムを連れようとしましたが、混乱で会うことができず、一人で帰国します。3年後クリスは結婚していました。一方キムは、親が決めた婚約者トゥイがおり、今は新政府で高い地位についています。キムを探し当て結婚を迫ります。クリスとの子供タムがいることを告げるとトゥイは逆上し、タムを殺そうとします。タムを守るため、キムはトゥイを撃ちます。その後キムはエンジニアと共にバンコクへ逃げます。

アメリカでは、ベトナムに残してきた子供を支援する集会が開かれ、クリスは自分に子供がいたことを友人から聞きます。葛藤もありますが、クリスは妻とともにバンコクに行きます。バンコクではキムは水商売をしていました。クリスが来ていることを彼の友人から聞いたキムは、クリスが泊まっているホテルに向かいます。そこでキムは彼に妻がいることを知ります。

ショックに打ちひしがれるキムです。しかし彼女には夢があります。子供タムがアメリカで幸せに暮らすこと。そのためには自分で命を絶ってしまうのです。

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感想

私は井上芳雄くんが好きで、彼がクリスを演じた際は、クリスはずるくて卑怯なやつだけど芳雄くんならいい!許せる、と思っていました。でも他の方が演じると、やはりクリスはひどいと思います。売春宿の少女と本気で惹かれるのは難しいと思いますが、キムからすれば、今までひどい目に遭ってやっと、信頼できる男性が現れたと思ったら、離れている間に既婚者になってしまった。戦争終結とはいえ、現地でこういう悲劇があったかもしれないと思うと胸が痛いです。クリスにしても遊びではなかったろうし、帰国後アメリカ市民から冷たい目で見られる環境に、国の為に戦ったのになぜ?と疑問が湧いていたでしょう。そんな精神で、キムだけには会いたかったかな、癒してほしかったかなと思いました。

妻エレンも可哀そうです。ただ受け入れて今後も共に歩いて行こうとするのは、クリスをとても愛していたんですね。私は、現実は不条理だけども、キムとクリスは一夜だけでも惹かれて今後の人生を揺るがすほどの出会いだった、それだけは真実でした、そう思っています。

ブログ村

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