王家の紋章を観てきました~!話題作とあり、満員御礼です。東宝の新作、強い。
浦井健治さんはメンフィスで今まで以上にファンを確実に拡大しましたね。時代を超えた愛に誰もが感動したと思います!!
原作を知らずに行きましたが、もう、完全に古代エジプトにタイムスリップしてました!シルヴェスター・リーヴァイさんのすばらしい音楽忘れられません。
感想
メンフィス(浦井健治)
ビジュアルが素晴らしい。
浦井さんファラオになりきるため少し思痩せしました?金の衣装とブルーのアイメイクと黒髪。漫画どおりです!宝塚も原作を裏切らないけど、東宝もビジュアル面、ハイレベルです。
雄々しいメンフィス、とても荒々しくもキャロルに惹かれていくファラオ、とても魅力的でした。強くりりしいメンフィスに守ってもらいたいです!この気持ちが少女漫画なんでしょうね。
帝劇単独主演で、センターに立つ浦井さん、緊張なさっている様子もなく堂々とキャロルを愛する王演じていました。ヒッタイト国に捕まったキャロルと再会した瞬間の表情が王ではなく、恋する男性であったのが素敵でした。
声がいいので歌はもちろんうまいです。
キャロルに惹かれるエピソード一つ一つが激しくも素敵な出来事です。
フィナーレでは、キャロルの手を取り、その手をブンブン振っているのがお茶目でした。
キャロル(宮澤佐江)
本日のキャロルは宮澤さんです。やっと取れた1枚なので新妻聖子さんキャロルも観たかったな~。
宮澤キャロルは、もう「ナイルの娘」「神の子」のとおり、とても可愛く神秘的でした。
現代の時は、何でも興味津々の女の子。タイムスリップしてからは、古代エジプト時代に沿った方法で治療したり、一生懸命アドバイスしたりするのが、キャロルは頭いい子なんだと思いました。
さそりに噛まれたメンフィスをキャロルが口で吸って毒を抜いてあげる。更に人工呼吸と心臓マッサージで蘇らせたときはキャロルすごい!愛の力!と思いました。
更にメンフィスが負った傷を縫う、糸はメンフィスの髪で…そんなことよく思いつきますよね?
衣装もエジプトの姫っぽく可愛かったです。黄金の髪、白い肌、それだけでエジプト人は神だと思ったのかもしれません。
現代ではライアンお兄様にも愛されて、みんながキャロルを愛してます!!
アイシス(濱田めぐみ)
メンフィスの同腹の姉、下エジプトの女王アイシス。王家は姉弟で結婚も当然の時代で、昔から弟を愛しています。愛がねじれて、エジプトの為にならない方向になります。
女性の一途な恋が崩れると国の危機になりかねるんですね。
ビジュアルはクレオパトラをイメージします。黒髪に濃いブルーのメイク。
綺麗だけどきつい。部下の将軍が密かにアイシスを想っていても「汚らわしい!!」とビンタを食らわします。自分とメンフィスがいかに結ばれるかしか考えてないようです。
祭司でもあるアイシスはヒッタイト国の王女ミタムンをエジプト宮殿で焼き殺します。それもメンフィスにまとわりつく女は殺すという女王の冷徹さです。
濱田めぐみさんは、アイシス女王のせつなさ、誇りを余裕で表現していました。
イムホテップ(山口祐一郎)
エジプト宰相イムホテップをさすがの貫録で演じています。ウィスパーボイスで聞き取りやすく、歌はなかったと思いますが、アイシス女王をなだめる場面、キャロル姫を迎え入れる場面、メンフィスを戦場へ送る場面、さすが、要だなと思いました。メンフィスを支えてる最強の宰相です。本当に頼もしい山口さんでした。
イズミル王子(宮野真守)
宮野さんは声優さんなんですね。この方ソフトボイスは、心地よいです!!なんて素敵なお声なんだろう…
原作はわかならいのですが、イズミルは妹ミタムン王女が惨殺されたと知って復讐に燃えます。イズミルがキャロルを拷問しますが、なぜキャロルに惹かれ始めたんだでしょう?少々突然のような気がしました。
ビジュアルがイムホテップとかぶりました。白髪に白い衣装。髪型や色をハッキリ変えてもよさそうです。
ミタムン王女(愛加あゆ)
宝塚卒業後、初あゆっちを観ます。衣装がアラジンのジャスミン姫な感じなので、へそ出しです。腹筋がうっすらついてダイエットされたようです?
一幕は綺麗な王女として出てきますが、二部では黒焦げに焼かれた幽霊姿です。顔もただれた悲惨な王女です。恨みのダンスで、エジプトの残酷さ表現します。
でも、黒焦げで何度も出過ぎです。イズミルの怒りを表してるけれど、あゆっちが可愛そう。
かなりしつこく焼かれたあゆっちが出ます。お岩さんみたいで怖かったです。
ライアン(伊礼彼方)
キャロルのお兄様で、実業家の現代人。キャロルを可愛がっているので、キャロルがタイムスリップしたことを知らないので、彼女がいなくなって、とても落胆します。その姿が可哀そうで、可哀そうで…
ライアンは始終悩んで悔いており、ちょっと苦しい役ですね。
まとめ
「王家の紋章」初演は、全日程チケット完売、大盛況です。漫画も大人気なようですが、舞台になり、役者が息を吹き込むことで、リアルに感動しました。
ビジュアル面でも役そのものなキャストのみなさん。歌がうまいのはもちろんですが、役になり切れていたのではないでしょうか。
2017年4月帝劇再演は決定しています!!併せて5月には大阪公演も決定しています!
こんなお土産も売っています。
帝劇のお土産、思い出に!私はメンフィスマスク(フェイスマスク)を購入しました。
宝塚でも上演できたらいいな、と思いました。「アイーダ」とかぶるかもしれませんが、時空を超えたロマンスは宝塚の題材にもぴったりです。
最後に、キャロルとメンフィスの愛の言葉を。
キャロル「3000年の時を超えて、あなたを愛している!!!」
メンフィス「お前は私のものだ!!」