客席降りも効果的に使いながらの迫力ある演技。この使い方は東宝版でもありました。
やはり皆さん元気でないと、当たり前だったことが出来ないのはもどかしいですね。
主要キャストの怒濤の迫力を支えているのが、周囲のキャストのみなさん。
それぞれの人生を一滴残さず出し切っているのが素晴らしい。
感想
ダントン 天華 えま
カミーユやロベスピエールより大ざっぱで、浅黒く剛毅な男性。
恋には弱そう。ソレーヌの活きの良さと合いそうです。やさしめ天華さんに珍しいお役。
ソレーヌ 小桜 ほのか
クセの強い役が小桜さんにはとても似合う。とても似合ってました。
メイクも娼婦っぽく、品はないけど野心家な感じでよかったです。
歌もいつもより低音で、よく似合っていました。
フェルゼン 天飛 華音
私の中ではフェルゼンよりラマール系の3枚目の天飛さんが観たいなと
かねがね思っているのですが、フェルゼンは超二枚目で苦しい役だし、
天飛さんは力んでる印象。劇中では余裕のない場面ばかりですから。
愛する人を手放す余裕みたいなものを感じたかったです。
シャルロット 瑠璃 花夏
東宝版だと子役さんが演じる役。瑠璃さん、すごく可愛かった!
ポン!と出てくる無邪気さも少女だし、大人が演じてるように見えなかった。
メイクも薄くて子供に見えました。芸達者!
リュシル 詩 ちづる
実際より大人っぽい詩さん。詩さんにマリー・アントワネットが似合いそう。
平民としては品があり、きれいでした。
暁さんとの並びも美しかった。
ペイロール 輝月 ゆうま
輝月さんの冷酷なペイロール。ペイロールが登場した瞬間、平民達がゾワっとするのが
不気味さを感じます。もっと顔色が悪くてもいいような気もします。
ポリニャック 白妙 なつ
メイクがキレイでした。ドレスも登場はマルグリットの朱紫のドレスが素敵。
ポリニャックのドレスも必見です。実際、ポリニャックはアントワネットより年上だったから
自然な交友関係に見えました。走って亡命しようとするなど細かい演技もうまい。
白妙さんのファルセット、さすがにうまいですね。
前回の記事↓