先日、劇団四季創立者メンバーの一人で元代表であり演出家の浅利慶太さんがご逝去されました。
ショックと共に劇団四季やミュージカル界において偉大な人物が去った思いました。
今、ミュージカル界で第一線で活躍されている市村正親さん、鹿賀丈史さん、濱田めぐみさん、石丸幹二さんなど
多くのスターが浅利さんから生まれたと言って過言ではありません。
劇団四季関係者だけでなく、一般人のファンであってもショックです。
リアルタイムで偉大だと思える方に出会えるのは喜びです。
私は劇団四季ほとんどすべての作品を観ています。
先生の偉業は多くの方の知るところなので、その中から好きな作品をあげてみます。
昭和三部作
李香蘭、異国の丘、南十字星
太平洋戦争や日中戦争を題材としながら、華やかで魅惑的な歌とダンスのある舞台。
エンターテイメント性と「伝える」伝承を担った舞台がどこにあるでしょう。
この3部作の上演は本当に素晴らしく、考えさせます。
「ユタと不思議な仲間たち」
日本の座敷童が出てきますが、「あなたが大事」というようなメッセージ性のある作品で、なかなか最近は
上演がないのですが、私はディズニーミュージカルより好きな作品です。
涙が止まりません。
「キャッツ」、「ライオンキング」
日本でロングラン公演はできるのか?また、ロングランで観客は入るのか?という疑問を
吹き飛ばしてしまいます。
ライオンキングは常に子役は変わり、若手俳優の登竜門でもあるシンバ、ナラ。
この舞台はいつ観ても質が落ちない。
「キャッツ」は大人の世界にも通じる内容と、圧倒的な身体能力。バレエを知らなくても、
感動できる作品です。
「慣れだれ崩れ=去れ」やはりこの風潮を作ったのも浅利先生なのでしょう。
「ジーザス・クライスト=スーパースター」
初めて観たとき、かなり挑戦的だと思いました。熱心な信者から抗議はなかったのでしょうか?
最後の歌が。ユタが。
まとめ
浅利先生が65周年の年に他界されたのは残念ではありますが、半世紀以上にわたり、おそらく今後も劇団四季の根幹に
あるだろう精神。
ミュージカルの文化を日本に定着させるための人生であったのかもしれません。
本当に多くの作品をありがとうございました。
劇団四季作品、みなさんはどれが一番響いているでしょうか。
この伝統が未来にも残りますように。