「幕末太陽傳」 その他配役配役の決定がありました。退団者の多い公演ではありますが、コメディ仕立てなのでおのずと期待が高まります。私情を交えつつ配役を記載させていただきます。
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キャスト
居残り佐平次:早霧 せいな
無一文で「相模屋」で豪遊し、居残って金を返済するために働く男。当時、クレジットなんてないですからね~、現ナマもってこその遊びです。
当時は遊郭くらいしか男性の娯楽はなかったのでしょう。女郎に入れ込んで心中もあったくらいで。
女郎おそめ:咲妃 みゆ
女郎こはると人気を争う女郎。品川の遊廓・相模屋の女郎。品川・相模屋は本当に存在し、たいそう繁盛したそうです。
個人的に江戸の遊郭文化に興味があるのですが、吉原以外の遊郭は私娼です。吉原は幕府が認めた公娼です。相模屋は茶屋なので吉原より値段が庶民的です。規律も格式も吉原に比べたら緩いです。女郎同士は縄張り争いなどもあり、口が悪いです。
タンカをきって、喧嘩シーンもあるであろう、ゆうみちゃん女郎を観たいです。見た目はとてもあでやかです。ゆうみちゃんは、お姫様より、姉御ぽいのが似合うと思います。
女郎こはる:星乃 あんり
おそめと人気を争う女郎。最後の舞台で、良い役ですね。女郎役、きれいでしょうね~。お顔が可愛いのできゅんきゅんしそうです。
高杉晋作:望海 風斗
製作発表でのザンバラ頭、侍姿はきりっとしていました!だいもんも品のいいお殿様、武士より、エネルギッシュな武士が似合います。
「相模屋」に長期逗留し、同志らと英国領事館の焼き討ちを計画します。
当時、茶屋というのは現在でいうホテルなので、長期滞在するにもお金がかかっただろうと思います。どこから資金が流れていたのか。主軸ではないですが、そんな歴史的な部分も少し垣間見れたらと思います。
女中おひさ:真彩 希帆
まあやちゃん、雪組デビューです。星組時代「桜華に舞え」ではお姫様で、「燃ゆる風」では武士の妻、日本物お芝居が続いています。
日本物の雪組に来たら、また着物の舞台が増えそうですね。おひさは、父の借金のカタに「相模屋」で女中として働かされています。
当時は、借金のカタに器量がよければ女郎になるか、悪ければ女中だったようです。まあやちゃんは女郎でもいけますよね♪
まあやちゃん、配役表みたら、ずいぶん下級生にいました。しかし、歌もうまいし、落ち着いてるし、将来が楽しみです。
杢兵衛大盡:汝鳥 伶
杢兵衛大尽は、千葉からやってきたこはるの客です。
相模屋楼主伝兵衛:奏乃 はると
「相模屋」の主人で番頭上がりの婿養子。奏乃 はるとさん、いつも渋いところ握ってますね。組長クラスが脇を固めてくれます。
伝兵衛女房お辰:梨花 ますみ
「相模屋」の主人の妻です。
やり手おくま:舞咲 りん
「相模屋」のやりて婆。やり手婆って具体的にどう仕事したのでしょうね?客をたくさん呼び込むとか?舞咲さん、色っぽいけど、こういう役似合うと思います。イメージ通り。娘役の域を超えて、すごいです。わたくし、一目も二目もおいております。
貸本屋金造:鳳翔 大
大ちゃんの最後の公演です。「相模屋」に出入りする貸本屋。顔があばただらけで、アバ金と呼ばれている!また、3枚目の得意な大ちゃんです。
大工長兵衛:真那 春人
おひさの父。博打好き。まなはるさん、お顔は二枚目なのに、ちょっと面白い役が多いです。
鬼島又兵衛:香綾 しずる
これで見納め香綾 しずるさん。「星逢一夜」将軍役で重厚感あるいい芝居を見せてくれたばかりの発表に残念です。長州藩江戸詰見廻役です。当時、江戸勤めの武士も女郎屋に通っていたそうです。
というか、女郎買いが男性の楽しみだったようで…うううっこれも文化?!
まとめ
女郎屋のお話ですからね。娘役が活躍できそうです。そのほかキレイ所は沙月 愛奈さん、桃花 ひなさん、星南 のぞみさん、彩 みちるさんも女郎です。
本当に、観てもいないのに、自分で想像してるだけで早、期待高まってしまいます!