『Death Takes a Holiday』。こんなに素敵な作品が過去にあったとは。
クラシカルな映画の清々しさと、美しいメロディライン。
史上死亡者数の最も多い戦争の一つ第一次世界大戦のため疲れている「死」。
そうであるから一時休息を取りたい、と同時に「生」とは何か。
そんな思いを一気に紐解けるであろう公爵家。濃い二日間が始まります。
短いながら個性的な家族、友人に囲まれ、「死」の愛とは何か体験が始まります。
ガツンと内容が良すぎて、ちょっと忘れられない作品になりそうです。
この作品は娘役さんが大活躍です。
感想
ニコライ・サーキ 月城 かなと
死神の衣装を現代的な発想で、ああいう衣装にしたのはインパクトがあります。
ニコライの時は地毛でしょうか。白い軍服がキレイ!
水色のスーツや黒いシックなスーツもお似合い。月城さんの美貌あってこそ。
公爵や執事とのやりとりは上から目線で、グラツィアといる時の幸せそうなお顔です。
一家と過ごし、人間の感情が理解し始める変化もうまかったです。
この作品は歌が難しそうでした。月城さんの声がどんどん伸びやかで更にうまくなってる!
グラツィア 海乃 美月
ニコライ同様、作品曲が難しそうでした。にもかかわらず、情感こめ、うまかったです。
地声は低音そうなので、すごく大変だったと思います。
そして、ルックスは華やかなお嬢様ですね。上級生なのに、いつまでも初々しさがあります。
月城さんとたくさん組んでるのに、全く飽きません。星組「ちえねね」のようなコンビ。
グラツィアの印象は『グレート・ギャツビー』のデイジーのような感じ。
衣装もどれも可愛かったです。
ランベルティ公爵 風間 柚乃
老け役が似合う風間さん。中年公爵に映りました。白雪さんと夫婦でも全く違和感なし。
少々噛み気味なのは、たまたまでしょうか。セリフは多かったですし。
明るい公爵かと思いきや、戦争の傷跡を抱えて家族思いでもあります。
エヴァンジェリーナ 彩 みちる
気になっていた老女役。新たな魅力発見でした。ダリオ英真さんとまさか・・・。
こうなりたいと思う素敵なカップルでした。
彩さんに老女をさせるとこんなに可愛らしくなるのか。生田先生すごいです。
ダリオ・アルビオーネ男爵 英真 なおき
英真さんのいい人役。私の好きなパターンの役でした。ニコライとの絡みも
年長者ならではの深みあるやりとり。そんな自然な芝居が大好き。衣装も素敵でした。
アリス 白河 りり
白河さん大ヒットなアリス。可愛さも色気も、歌うまも抜群!!!
それでいて守ってあげたい感じ。そして決して遊びを求めてるわけじゃないのもいいなあ…
ニコライとのダンス場面、トップ娘役のように堂々たるもの。
ぜひ、今後も見たいご活躍ぶり。
デイジー きよら 羽龍
おはねちゃんのイメージを変える役。アリスの方が軟派と思いきや硬派で、
デイジーはイケイケどんどんな女子。そして好きな男子をゲットするまで頑張る可愛らしさ!
歌もうまいし、アリス、デイジー、グラツィアの娘3人の歌が聞き応えあり!
エリック 夢奈 瑠音
出番が少なくびっくりしましたが、登場は華やかで一段と男性っぽい。
色気ある夢奈さんが素敵でした。ヤング役もご自身で出来るような気がします。
コラード 蓮 つかさ
コミカル路線は抜群!!!だけど格好いい。スタイルよし、顔よし。
韓流スターにいそうな蓮さんが素敵でした。
フィデレ 佳城 葵
いないと困る頼れる執事!空回りしてるけど公爵と合う。
いつも通り芝居上手な佳城さん。
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