月組　月城かなとさん『応天の門』退団者と気になる配役（皇族から）

月組『応天の門』配役発表と退団者。退団者がいつになく多めです。

組長、副組長人事も今後あるでしょう。

中堅娘役スターの退団も今後の何かを予感させます。

とにかく、今の月組を支えてくれる屋台骨の一人一人がこんなに抜けてしまうのは

大変なことかもしれません。若手の台頭もありますが、組替えの予感も。

気になる配役

藤原良房　光月 るう　

皇族以外の人臣として初めて摂政の座に就いた人。

藤原道長が全盛期とすれば、その基礎を築いた人。かなり重要人物ですね。

そして、光月さん最後のお役。月組からるうさんがいなくなるなんて、考えられない。

るうさんは専科さんになるということがなかったんですね。

清和帝　千海 華蘭

良房は清和帝の外戚ということになります。帝と藤原氏は密接な関係を築いていきますね。

千海さんのいない月組なんて、月組らしくない！

いつまでもキュートで、それでいて老け役もこなす千海さん。

芸達者ですのでいつもいてほしい感じでしたが、今回で最後。

清和帝も美しく演じてくださるでしょう。

藤原高子　天紫 珠李

高子は出自も美貌も素晴らしい、女性なら誰もがうらやむ女性ではないでしょうか。

高貴な生まれと持ち合わせる美貌が、華やかなじゅりさんに似合いの役です。

本来なら、高子と業平だけでも一本作品ができるほど、ヒロインなのですが、

こちらの作品ではスポットなのでしょうか。そして「若き高子」役が別にいるということは

私の知っている高子は蘭世さんなのでしょう。

じゅりさんは後年の高子かな？

若き高子　蘭世 惠翔

退団公演となってしまう蘭世さん。入団前から話題のスターでした。

男役から娘役に転向されましたが、この公演で早くもご退団。

最後は若き高子役。高子は当時の美貌を究めていたのでは。蘭世さんも華やかなので

若き高子にぴったりでしょう。

藤原多美子　花妃 舞音

清和帝の思い人。高子は正妻ですが、平安時代貴族や皇族は常に恋をしていますね。

多美子と高子の関係はどうだったのでしょう。圧倒的に高子有利と思いますが、

多美子は清和帝の心をつかんでいる。気の置けない女性だったのでしょうか。

最近メキメキ頭角を現した花妃さんが楽しみです。

前回の記事↓

月城かなとさんが人気な理由は…変化『応天の門』『Deep Sea －海神たちのカルナバル－』