東京公演「霧深きエルベのほとり」
ワンス・アポン・ア・タイムとあるようにどこか懐かしい宝塚を醸し出していました
退団発表してから紅さん、綺咲さんの輝きが澄みきっている
このお芝居を観て、韓流時代劇を感じました。
お金持ちの家出お嬢様、庶民の主人公、お嬢様の許嫁、昔の女、酒場の女、祭の場面。
幸せの価値観は、同じ階級の人間同士でないと難しいのかな…
感想
カール 紅ゆずる
紅さんのボーダーシャツと白い帽子と荷物を担ぐ姿がかっこ良すぎ!
初演トップスターさんもきっと素敵な容姿だったのでしょうね。
荒くれてる表現で、ドラ声にしてるのですが、
のどつぶれませんように!!
マルギット 綺咲愛里
高めの声で、セリフをしゃべるので、少々、キンキンして聞き取りづらかったです
しかし、容姿はお嬢様らしく一瞬で虜になるようなかわいらしさ。
フロリアンがずっと好きだったくらい、
美女すぎます。
箱入り過ぎるけど、本物のお嬢様の無垢さを感じました。
まるで花が咲いたようです。
マルギットが、なぜ名家でありながら家出をしたのか、
感情からはよくわかりませんでした。
普通なら、フロリアンを選ぶところ、なぜお金も身分もないカールを選んだのでしょう
それがこの芝居の鍵となる「幸せ」なんだと思います。
今の感覚だと、「幸せ」はだいぶお金で買えると思います。
フロリアン 礼真琴
セリフも聞き取りやすいし、
苦しい表情が艶っぽいです。
正統派2枚目で、お金持ちでハンサムで優しくて、ふられる要素なんてない男子が
ふられて、別の女性に想われて、またうまくいかなくて
韓流にいそうなキャラでした
トビアス 七海 ひろき
今回上手端の席だったので、お兄様の横顔をまじまじとオペラで仕留めていました。
面倒見のいいトビアス、包容力のある優しい、ひろきお兄様と重なって、勇姿に泣きそうでした。
今回は、お兄様のお茶会に最初で最後に参加させていただけるので、
本当に光栄です!
シュザンヌ 有沙 瞳
フロリアンを想う苦しい女の子好きな人が姉の婚約者というのがキツイ
傷心の彼に「君を好きになるかもしれないし…」なんて弱音を言われたら、
待ちたいと思っちゃいますよね
ベティ 水乃 ゆり
水乃さん、本公演で目立ってきました!
七海さんのお嫁さん役ですし、田舎育ちの可愛い女の子を好演していました
本当に、夢咲ねねさん似ですねー
ベティ役はどうとも作れそうで、工夫しがいがあると思いました