『f f f -フォルティッシッシモ-』
東京公演千秋楽、おめでとうございます!!
ずっと観たかった望海さん退団公演。初見が千秋楽になってしまったけど
観れてよかった!
『f f f -フォルティッシッシモ-』な気持ちでいられたら。
あらゆる不運に彩られても。
感想
ベートーヴェン 望海 風斗
”やるならやってみろ、運命よ”
そんな風に生きていられたら。しかしベートーヴェンも苦しみや悩み、痛みはあって、
それを生き抜いて突き抜けたら歓喜があるということでしょう。
望海さんが宝塚で駆け抜けた年月がベートーヴェンに宿っていたような。
悲観的でない、素晴らしい演技でした。
『f f f -フォルティッシッシモ-』、ベートーヴェンの生き様でしょうか。
この生き様は受け入れる力。
謎の女 真彩 希帆
真彩さんは宝塚のヒロインに収まる器ではない。
最初は可愛い娘役でしたが、退団公演で人間ではない抽象的な役。
女の形にしたのはベートーヴェンだったから?!
最後に受け入れられたときは、ベートーヴェンと一体となり、
シンフォニーを奏でるような難しい役。
新人公演があったなら、どなたが演じるのか気になりました。
ナポレオン 彩風 咲奈
一般的な解釈とは別の少し見方を変えたナポレオンな気がしました。
ベートーヴェンが見てるナポレオン。凄い人が凄い人を見てる。
憧れて軽蔑もした。
ナポレオンたる風格、統率力はあって、その上でベートーヴェンが感じた共通点。
それぞれのやり方で…世界は後からついてきたのかもしれません。
ロールヘン 朝月 希和
少女時代から亡くなるまでずっと心にいたのはロールヘンだったのでしょう。
二人で一役を演じ分けるほどベートーヴェンには印象深い女性。
慈悲のない家庭で育ったベートーヴェンには優しく美しい女性だったのでしょう。
ゲーテ 彩凪 翔
言ってることに重みがあり、渋みがあるのは彩凪さんだからでしょうか。
思想家なのにベートーヴェンのような破天荒さもなく、
ナポレオンをも一目置くオーラがありました。
前回の記事↓
菅野よう子氏の楽曲と彩凪翔さんも退団!!『f f f -フォルティッシッシモ-』