『FLYING SAPA -フライング サパ-』
制作発表はなぞの雰囲気でした。
発表の後、公演が中止になってしまい
とにかく公演が無事に開いて千秋楽までこれたのがよかった!
本当に、本当にお疲れ様でしたー!
私は、終演後、真風涼帆さんの涙に感動。
張り詰めていたんですよね、花、星が休演中、
雪組も公演できるかわからない。
そんな中、宙組は無事に幕を下ろせた。
東京公演だって、幕が開くかわからない、途中で休演もあり得る。
この千秋楽は、いつもより感謝が自然とこもると感じました。
演じる側、観る側、お互いを必要としています。
何より、心には結構しっかりメッセージは伝わりました。
感想
オバク 真風 涼帆
ルックスがほろ苦で素敵だな。
兵士より以前のオバクは優しかったんだろうな。
現在と過去を行き来するお芝居ですが、一本筋の通った人間に見えるし
総統01との対話の応酬はグッときます。
ストーリーの主題、観てる側にどちらを選ぶか迫るようです。
総統01も理解できるけど、やっぱりオバクの言ってることが正しいと思う。
これが宝塚か?と思う内容ですが、真風さんだからこそ素敵に見えたと思います。
ミレナ 星風 まどか
気性が激しく、台詞も早口なので少し滑舌が…と思うのですが、
まどかちゃんはミレナはこんな人という雰囲気を与えてくれます。
私には、まどかちゃんは透明な娘役さんで、
ミレナの不安定さも、まどか味になって好感がもてました。
ノア 芹香 斗亜
2番手キキちゃん、かっこいいのです。
ただ、とても普通というか、薄い印象が…
ノーマルな役だからか、ノアの感情が優しく包容力ある男、という感じ。
こんな人は普通にいたら一番モテるのですが。
夢白さんとの並びは美しいです。似合いのコンビです。
イエレナ 夢白 あや
新境地を開拓した夢白さん。
この方はお芝居が上手です。可愛いヒロインではなくて、
これからもクセのある女役をもっともっと観てみたい。