「ハンナのお花屋さん」。スカイステージをつけると昨年ACTシアターで観劇したハンナが放映!あのときもハートウォーミングと感じましたが、今頃くりかえして観ると、年の瀬だからか、ゆきちゃんの退団発表があったからか、心にずしーんと来る作品なんですよね。
この作品で、ゆきちゃんのミアがとても好きです。トップ娘役になってからも、「ポーの一族」シーラや「仮面のロマネスク」メルトゥイユ夫人、「あかねさす紫の花」額田王など難しい役を演じましたが、私はミアが好きです。
ミアについて
初めて観たときはひたすら地味な印象でしたが、今観ると、ゆきちゃんを通して視線や表情からミアが愛おしいなと。他より地味に写ったのは、控えめだったんですね。自由に生きたいのに、うまくいかないことへの共感。
ゆきちゃんの雰囲気が矢車草の清楚さに重なるし、個人的に、ゆきちゃんの和風な古風なお顔立ちが好きなんですね。
クリスと出会って本当によかった~。悩みは違っても補完できる相手と出会えたことにこちらも幸せになりました。時間がかかることは悪いことじゃない。そんな気づきも教えてくれて。
ミアがクリスの一言一言で心が解けていくのが今観ると、退団を発表して今精一杯ひと公演を仕上げているゆきちゃんの満足感と重なり、ああ、ゆきちゃんの舞台から、自分に転換するヒントをたくさんいただいていたんだと思いました。
スタイリッシュでスマートなクリス。明日海さんのシンプルにかっこいいところがハマってました。そして、アベルとハンナの寄り添う姿は、ただただ幸せな気分になります。
「ハンナのお花屋さん」。心が安まるお芝居です。
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