
水面に映る大きな月がきれい。こちらの麗しい人々もなんてキレイなのでしょう。
正統派日本物、久日ぶりに花組で。ショーでもコメディでもない、本物の日本物。
観たかった!雪組仕込みの日本物化粧、永久輝さんやっと本公演主演で観れます。
一部配役も発表され期待が高まるばかり。
平知盛 永久輝 せあ
明子 星空 美咲
平重衡 聖乃 あすか
平教経 極美 慎
知盛は清盛に期待されていたようです。
異母兄二人、平重盛、平基盛が急逝し、同母兄の平宗盛が平氏の棟梁になってからは、
ちょっと・・・平家は・・・と思っていたのかも知れませんね。
個人的には平重盛が棟梁になっていれば、歴史も変わっていたかもと思います。
壇ノ浦で滅亡するまでいかなかったかも。
平宗盛が正妻の子供でなければ、知盛の方が兄だったら、史実も変わってるとも思います。
作品はどこから始まるでしょうか。重盛亡き後、もしかしたら宗盛も出ず、知盛、重衡、教経
三名エピソードにしても面白そう。
重衡は源氏の捕虜担った後、妻との件も有名です。なまめかしくきよらかで美しい重衡、
聖乃さんによく似合っている。
そして極美 慎さんの平教経が一番気になっている!美しい公卿の重衡とは異なり、
平家随一の猛将であり、源義経の好敵手的存在として描かれています。
個人的には、能登殿最期。能登守だった教経は壮絶な死を迎えます。
平家物語は琵琶法師により語り継がれたとされますが、壇ノ浦での生き残りが能登守の最期も
見ていて、後世に繋いできたのでしょうか。
極美さんのポスター衣装も、猛将をイメージできるような。
「見るべき程の事をば見つ、今は何をか期すべき」
知盛は、一族をどんな思いで見つめ、自身の人生をも振り返っていたのでしょう。
『蒼月抄』から感じる平家物語も興味深いです。
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