8月に観る歌舞伎は一味違います。納涼歌舞伎と題されて、例えば怪談など冷~とする題材だったりします。
8月の歌舞伎は「三部制公演」ですので、一部が一幕が短いのです。通常は昼公演11時~、夜公演16:30~の2部制ですが、8月の第三部夜は18:00~で、仕事帰りに間に合うのです。ですから納涼歌舞伎は楽しみな公演です。
歌舞伎はチケット代が張るのでだいたい3階A席で観劇します。A席もよく観えます。オペラグラスも使用します。
日程
平成28年8月9日(火)~28日(日)
第一部 午前11時~
第二部 午後2時45分~
第三部 午後6時~
料金
1等席 | 14,500円 |
2等席 | 11,000円 |
3階A席 | 5,000円 |
3階B席 | 3,000円 |
1階桟敷席 | 16,500円 |
見どころ
個人的に見どころかなと思う幕です。
第三部の2幕
新作歌舞伎『廓噺山名屋浦里(さとのうわさやまなやうらざと)』です。
作品の元となった新作落語「山名屋浦里」を笑福亭鶴瓶さんが口演したのを、歌舞伎にしました。
「山名屋浦里」は江戸を舞台に展開される、吉原一の花魁と堅物な田舎侍の物語。
2011年、タモリが自身の紀行番組「ブラタモリ」(NHK総合)で吉原を訪れた際に「山名屋浦里」の原型となるエピソードを仕入れ、鶴瓶さんに落語にしてもらいました。
七之助さんの女形は定評がありますが、花魁姿、とてもあでやかでした!ポスター載せられないのが惜しい!
(配役)酒井宗十郎 勘九郎
花魁浦里 七之助
第二部の1幕
一、東海道中膝栗毛(とうかいどうちゅうひざくりげ)
東海道だけではおさまらない奇想天外な道中記
弥次郎兵衛と喜多八は、まともに働きもせず、毎日好き放題に自堕落な生活をしています。賭け事に負け続け、金もなく途方に暮れていた二人はつまらない人生を変えたいと願うばかり。そこへ伊勢参りをすれば何でも願いがかなうという話を耳にします。
うだつが上がらない生活に嫌気がさした弥次郎兵衛と喜多八は、すべてから逃げるように伊勢参りへと旅立ちます。その道中で持ち金のほとんどを失った二人が新たに向かった先は…。
→ラスベガスらしい・・・です。
(配役)弥次郎兵衛 染五郎
劇場支配人出飛人 獅童
喜多八 猿之助↓
幕見席
でもやっぱり歌舞伎は敷居が高いと思っている方!第1部、第2部、第3部(昼夜公演)でもたった一幕だけ観ることもできます。「ひとまく席」「幕見」という席です。
料金は500円~2000円です。当日券です。全席自由席です。
椅子席約90名、立見約60名、合わせて約150名になります。
宝塚で言えば、ショーだけ観て帰るという感じでしょうか。有名な見どころの幕を2000円以下で、夜、会社帰りにサラッと観れるのが通の楽しみ方のようです。
粋ですよね、私はまだ幕見は行ったことありません。予約ができないので、どうしても確実に予約していきます。
お食事
幕間のお食事タイムも楽しみの一つです。涼をを感じるドリンクやスイーツもあります。
フルーツかん(左)とコーヒーゼリー(右)です。
うなぎ弁当も納涼歌舞伎にぴったりです。