花組トップ娘役・花乃まりあさんが、来年2月5日の東京宝塚劇場公演「雪華抄」「金色の砂漠」千秋楽をもって退団すると発表しました。8月2日に会見が行われました。みりおさんとのコンビも美しく、まだまだ頑張ってほしかったので、ちょっと突然で驚きました。
自分の中でやりきった感があって、一定の満足感を感じながらの退団発表だったんだなあと思いました。
退団会見
白地に花模様をあしらった可憐なワンピースで登場しました。
退団会見では、台湾公演でファンに宝塚の魅力をアピールできたこと、宝塚の代表作を演じてこれて充実していたこと、などが理由の決め手になったようです。
明日海さんからは、花乃(かのちゃん)の気持ちを理解して受け入れた、とありました。かのちゃんは明日海さんと添い遂げ退団すると思ったのに予想外でした。
同期トップ娘役、月組咲妃みゆさんは「放心状態です」、次期星組トップ娘役綺咲愛里さん「寂しい」とコメントされたそうです。
かのちゃんは「明日海さんは、一番の理解者」だそうです。コンビ仲もよく、観劇していてもみりおさんが優しく見守っている雰囲気で、「理解者」というのは素直な感想だと思います。
印象的な役
宙組時代の宝塚バウホール公演『the WILD Meets the WILD』-W.M.W.-
エマ・トゥワイニング役
『ME AND MY GIRL』のサリー役
だそうです。
私個人の好きだった役は、やはりサリーです。レディになれる美貌もサリーに合っていたし、「ハートをなくしたら」の歌も素敵でした。雰囲気がサリーそのものでしたね。
「新源氏物語」の藤壺もよかったです。難しい役だったと思いますが、上品でした。
かのちゃんの持ち味は上品でキレイなので、トップ娘役の立場を務めるにふさわしいと思います。
宝塚では美人が絶対優位です。かつて、真琴つばささんが檀れいさんに、「歌や踊りは努力でカバーできるけど、見た目のキレイさは、どうしようもない」とおっしゃったそうです。
今後の出演予定
2016年9月2日(金)~9月22日(木)<全国ツアー公演>
『仮面のロマネスク』 『Melodia -熱く美しき旋律-』
2016年11月11日(金)~12月13日(火)<宝塚大劇場>
『雪華抄(せっかしょう)』 『金色(こんじき)の砂漠』
2016年12月22日(木)~23日(金・祝)<梅田芸術劇場メインホール>
『タカラヅカスペシャル2016 ~Music Succession to Next~』
2017年1月2日(月・祝)~2月5日(日)<東京宝塚劇場>
『雪華抄(せっかしょう)』 『金色(こんじき)の砂漠』
まとめ
トップ娘役在任期間が短かった、かのちゃんですが、最後の大劇場公演は日本物ショーと洋物お芝居で、また日本物が観れますね。アラビアの王女役も黒塗りが綺麗でしょう。アラビアンな、花組トップコンビ、ポスターからも本当にきれいで素敵です!!
そして、「仮面のロマネスク」で綺麗で冷たいメルトゥイユ夫人を妖艶に演じてくださいます。
退団後の予定は未定とのことですが、外部の舞台でも活躍されることを願います。お若いし、きれいだし、もっとアグレッシブに舞台人として活躍できますように。
次期トップ娘役は、仙名彩世さんか、華雅 りりかさん、が希望です。
花組は上級生でもトップになれる逸材がいるということです。新人公演ヒロインの娘役さんより個人的にはかのちゃんより学年が上がいいです。
みりおさんの隣でお人形になるより、コンビとして頼もしい娘役さん希望です。
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