2021年MYクロニクルと題し一年の宝塚観劇を振り返ってみました。
今年もいい作品がたくさんありました。
再演作品の良さを感じた年でした。
直近で観た『柳生忍法帖』のストーリーと熱量が1位です。
1位『柳生忍法帖』
ストーリーの痛快さと登場人物の多様性が面白かったです。
劇場には男性客も多く居ると思いました。柳生ファン多そうですね。
宝塚で演じるからこそ美しい日本物。星組のゴージャスさを封印しても
にじみ出る華やかさとセリフの心地よさに感動しました。
2位『バロンの末裔』
最後の展開が素晴らしく痛快なお話。
真風さんの二役もさすがでした。真風さんだからこその大人っぽい役。
潤花ちゃんのヒロインも知的に、人情味溢れてよかったです。
心に残るお話でした。
3位『川霧の橋』
再演もので観たいと思っていた作品。
月城かなとさんで観れたのは本当に素晴らしい。
日本物はもちろん似合いますが、こういう締めつけられる作品を
月城かなとさんが演じるのが泣けます。
海乃さんの演技も光っていました。
4位『桜嵐記(おうらんき)』
主人公、ヒロインの心が通うのに言葉が少ない作品。
少ないゆえに行間を読むのが日本人に合っている作品。
スッキリと清々しい男役の武士、娘役の想い。
この作品はいつか再演を希望したいです。
5位『Hotel Svizra House ホテル スヴィッツラ ハウス』
戦争背景のうちこの作品が手に汗握りました。
宙組は何気ない芝居がスケール大きいというか、特に芝居上手な気がします。
ふらりと観てとても心に残っています。