若き日のエリザベス1世の生涯をミュージカル化した「レディ・ベス」の来年6、7月に再演が決定しました!主演の花總まりさん、平野綾さんはWキャストそのままです。
バージンクウィーンと呼ばれたイギリス女王の波乱に満ちた半生が見どころです。
全員前回キャストと同じ顔触れですが、豪華ですね。ロジャー・アスカム役に前回は石丸幹二さんもWキャストでしたが、今回は山口祐一郎さんが単独出演です。
山口さんのウィスパーボイズは悪役でも良い人役でも、どちらでも通用します。素敵です!
キャスト
エリザベス 花總まり、平野綾 (Wキャスト)
ロビン 山崎育三郎、加藤和樹(Wキャスト)
メアリー・チューダー 吉沢梨絵、未来優希(Wキャスト)
フェリペ 吉川雄大、平方元基(Wキャスト)
アン・ブーリン 和音美桜
ロジャー・アスカム 山口祐一郎
あらすじ(2014年前回公演より)
16世紀イギリス。
ヘンリー8世の王女として生まれたレディ・ベスは母親のアン・ブーリンが反逆罪で処刑されたため、
家庭教師ロジャー・アスカムらと共にハートフォードシャーで暮らしていた。そうしたある日、若き吟遊詩人ロビン・ブレイクと出会う。
ベスは、彼の送っている自由なさすらいの生活に心魅かれる。メアリーがイングランド女王となると、ベスを脅威に思うメアリーの側近、司教ガーディナーらの謀略はさらに強くなる。
ベスは絶え間なく続く苦境に、自分自身の運命を嘆きながらも、
強く生きることを決意し、ロビン・ブレイクと密やかに愛を育む。メアリーの異教徒への迫害が続くなか、民衆は次第にベスの即位を望むようになる。
そんな中、メアリーはベスへある告白をする…
見どころ
約45年もの長きにわたって英国女王として繁栄をもたらしたエリザベス1世。
偉大な父王ヘンリー8世の娘として生れながらも、女王即位への道のりは決して順風満帆なものではありませんでした。若き日の“レディ・ベス”の異母姉メアリー・チューダーとの相克、
処刑された母アン・ブーリンへの想い、そして唯一の安らぎであるロビンとの恋を壮大な音楽とストーリーで帝国劇場の舞台に描き出します。
まとめ
演出・訳詩が小池修一郎先生作品であることも見どころです。小池先生の演出でヒットしないわけがない!
宝塚OGも花總まりさん始め、主要キャストで出演されていて、レベルが高いです。元劇団四季の吉沢梨絵さんも、歌が大変うまくきれいな方です。
俳優陣は、山口祐一郎さん、石川禅さんは帝劇の大御所です。
吉野圭吾さんは「1789バスティーユの恋人たち」でルイ16世の弟、悪役で個性的なアルトワ伯爵を素晴らしく演じていました。この方美形で歌うまで、最近注目しております。
吉川雄大さんがフェリペでご出演されるので、楽しみです。古川さんは「エリザベート」のルドルフ役が好きでした!かっこよくて儚くて、一押しの俳優です。「1789-」ではロベスピエールを演じていました。長髪もよく似合います。
エリザベス1世は即位後の強い女王イメージがあり、若き日の不遇や姉メアリー(血のメアリー)との確執など、後世であまり語られない部分を物語にするのは面白いと思いました。
絢爛な衣装と、華麗なる王室のお話、キャスティングの豪華さが見どころです。前回は見逃したので、今回はぜひ観たいです。