待っていました、スカーレットピンパーネル東京公演。この作品自体の脚本、曲のすばらしさと、民衆や貴族達の統制がとれた演技に、久しぶりに震えました。
紅さん、東京宝塚でのお披露目、おめでとうございます!!元気いっぱい頑張ってほしいです。
初演から7年。月組版は観ていません。星組:星組で記憶と比べています。
初演時の懐かしい顔ぶれ、プリンス・オブ・ウェールズ英真さん、ドゥトゥルネー夫人万里組長、ピポー副組長は全っ然お変わりない!変わっていない方を配役できる馴染みさは星組の強みです!
主要キャストの感想を記載させていただきます。ネタバレはありません。
感想
パーシー(紅 ゆずる )
紅さん、オーム・シャンティ・オーム以来よりまた少しお痩せになりました?!シルエットも更にシャープになった気がします。
貴族的の華やかな衣装が一番映える、本当に美しいトップスターです。この公演は特に衣装が見どころの一つですね。予算大丈夫ですか?というくらい、豪華ですねー。
初演のパーシーは苦しすぎて、観ていられない感じでしたが、紅さんの役作りは少し楽に観れました。私は、舞台はシリアスであっても少し観客にゆとりを残してもらう役作りが好きです。それから、紅さんは汗をほとんどかかずきれいでした。
これまで紅さんって、当時のトップが素敵に見えるようにご自分の個性をおさえていたのかな?と思いました。
というのも、目が離せないほど水を得た魚のように輝いていたのです。すべてが。セリフのないときの感情の動きがすごく細かくて、丁寧に作っているなと思いました。
あと、とうこさんは汗をすごくかいてらして、体力使うんですね、パーシーは。さゆみさんはきれいでした♬
パンフレットもあーちゃんとラブラブっぷりがすごくて、これは記念になりました。
全編を通じ、スカピンは”愛のレッスン”だなと思いました。
マルグリット(綺咲 愛里 )
あーちゃん、すごいですね。オーム・シャンティ・オームで大人の役ができる人だと思いましたが、マルグリット、とてもよかったです。
大人の女性の脱力とか、猜疑心を苦しく演じてました。初演も思いましたが、マルグリットとパーシーは普通にいそうなカップルです。とても参考になりました。革命ほど切羽詰まった隠し事はないけど、嫌われたくなくて嘘をつくのは、よくわかります。
あーちゃんのマルグリットフィナーレデュエットの衣装はとてもデザインが可愛かったです。アップスタイルは、ちょっと野々すみかちゃんに似てると思いました。
ショーヴラン(礼 真琴 )
ショーヴランは難しい役ですね。
個人的なイメージはちえさんのショーブランのように、がけっぷちで後がないような役作りがこの役はいいのかなと思いました。れいちゃんは、まだ少しスキがあるというか。余裕を感じてしまいました。もっとマルグリットに執着してもいいし。
歌がうまいからサラッと聞いてしまいました。
ロベスピエール(七海 ひろき )
かいちゃん、きれいすぎるロベスピエールです。恐怖政治を行う冷徹に見えない。もっと醜い感じでもよかったのでは?もっと出番も増えればよかったのですが…
悪役、敵役を演じる立場になったんですねえ、かいちゃん。
フィナーレで群舞のときは、パッと華やかで素敵でした。
アルマン(瀬央 ゆりあ )
瀬央さん、髪型も工夫してました。スカピン団でありながら目立つ役です。甘すぎず、男気のあるいい役ですね。マリーとはわかり敢えて、パーシーとマルグリットと対照なカップルです。こうありたいなと思うカップルを演じます。
マリー(有沙 瞳 )
声がきれいなひとみちゃん。美人だし華がありますね。何かあと少し足すとしたら自信でしょうか。少し硬いな、星組で緊張しているのか自由なのびやかさを感じたいと思いました。