常に安定供給を続ける劇団四季。いつでも観たい作品のチケットがとれる劇団です。人気スターに頼らず、キャスト全員のレベルが一定に高い。
昨日までアンサンブルだった人が今日から主役を演じることができる、努力すれば夢が叶う素晴らしい劇団です。
劇団四季でディズニー作品や昭和三部作以外で、圧倒的人気を誇る作品に「マンマ・ミーア」があります。
マンマは平日・休日問わずいつ行っても満員です。今年は東京公演が10月までありました。
なぜでしょうか?
全曲ABBAの曲
ABBAは1970年代後半、清涼感あふれるコーラスと人懐こいメロディで世界のヒット・チャートを席巻したグループです。
私もどこかで聞いたことがある、何かのCMで使っていた、など当時の世代ではなくても、多くの人が知っている世界的有名な曲ばかりです。
そんな懐かしいメロディに乗せたミュージカルを作りました。すべての曲にシンクロしていく物語、それがマンマ・ミーアです。「ダンシング・クリーン」はABBAの曲でも最も楽しくノリの曲ですね。
それぞれの愛の形
マンマ・ミーアは母子家庭の話です。
母と娘、20年ぶりに会った父と娘、それぞれを思いやる愛の形があります。
コンサートのような高揚感
「恋のウォータールー」、「SOS」、「チキ・チータ」、「ダンシング・クイーン」等の全編を埋め尽くす22曲のヒットソングは、誰もが一度は耳にしたことがある名曲ばかり。ミュージカルでありながら、コンサートのような躍動感と熱気、感動があなたを包み込んでいきます。
カーテンコールでは客席も総立ちに!劇場全体が一体となって歌い、踊り、心を解放してひとつになる至福のひと時が訪れます。
強い女性たち
パワフルでエネルギッシュな女性たちが大勢登場しますが、実はこのミュージカルの骨格を作った方々も全員女性なのだとか。
「決してあなたは一人じゃない」という力強く温かな女性へのエール!
波乱万丈の人生を送りながらも強く生きる女性の姿を瑞々しく描くミュージカルです。
お話はダブルヒロインで、40歳のドナ(母)と20歳のソフィ(娘)です。両方の視点から観て、「自分とは何か?」というテーマに向かっています。
ドナだって、40歳にもなって少女のような感覚だし、ソフィは20歳なのに、大人っぽい考えを持っているし、実年齢ってそれほど関係ないものなのかな~、と思いました。
大事なのは、自分を見つけること。
そして周りを傷つけたとしても、分かり合えると信じてやってみましょう。
彼女たちからは、とてつもない元気をもらえます。縮こまっている感情を発散させたくなります。
この冬休みに一度、DVDでご覧になってはいかがでしょうか?