「アル・カポネ―スカーフェイスに秘められた真実―」、「瑠璃色の刻」を演出された原田諒先生が手掛ける作品は、宝塚を飛び出して、東京明治座へ!
宝塚の先生が他舞台の演出するのは、小池先生はじめ最近多くなっています。若手の原田先生頑張ってほしいです!そして、この舞台は宝塚OGが多数出演なさいます。
日程、会場
2017年7月7日(金)~8月6日(日)
明治座
キャスト
OGの方
大地真央さん
未沙のえるさん、桜 一花さん、大月さゆさん、美翔かずきさん、帆風成海さん
その他キャスト
浜中文一さん(関西ジャニーズJr.)、中島亜梨沙さん、大沢 健さん、崎本大海さん、
三津谷亮さん、塩野瑛久さん、篠田光亮さん、鷲尾真知子さん、春風亭ぴっかり☆さん、
小山典子さん、山吹恭子さん、鈴木章生さん、伊吹謙太朗さん、永島敬三さん、斉藤 暁さん、佐藤B作さん、 横内 正さん
みどころ
この舞台は、「ふるあめりかに袖はぬらさじ 」という小説が原作です。
作品の舞台となる横浜の遊廓。
病床の花魁の亀遊は恋人の通訳・藤吉の励ましで快方に向かいます。
亀遊の働く妓楼に来たアメリカ人が、亀遊を身請したいと言い出します。その交渉を通訳する藤吉は苦悩します。結局、身請が決まり、藤吉との恋が成就しないこと知った亀遊は自殺してしまうのです。
尊王攘夷派と開国派とが激しく争っていた当時、亀遊の死は異人に買われる事を嫌ったためと瓦版に書かれ、揶揄されるのです。
読み書きできない亀遊の辞世の句「露をだにいとふ倭(やまと)の女郎花(おみなえし)ふるあめりかに袖はぬらさじ」という歌までも攘夷派に利用されるのです。
ちょっと気になるのは、花魁というのは、かなり教養が高いのです。しかしこの小説は読み書きできない亀遊という設定です。
花魁は遊女の最高位なので、絶対普通のお嬢さんより格が上がっていたはずです。細かいことですが、亀遊の人柄を誇張しているのでしょう。今風に言えば、盛っている。
まとめ
桜一花さんが、かわいらしさを残しつつ、健康的にお顔が丸くなられたのと、大月さんがシュッとしたイメージなのと、元男役の美翔かずきさん、帆風成海さんが女性らしくなりました♪
主演は大地真央さん。和服が似合います。
未沙のえるさんは大地さんと同期生。長年仲良しであられ、退団後も同じ舞台で活躍するなんて、素敵ですね。芸達者な未沙さん、外部舞台でも名わき役です!
折しも東京は、雪組「幕末太陽傳」東京公演中。同じ妓楼のお話でも悲劇と喜劇。ジャニーズの方も出るし、すごく混むと思います!!