宝塚のME AND MY GIRLについて
宝塚月組で約30年前に初演し、初演時は剣幸さん、こだま愛さん主演でした。剣&こだまペアは映像でサヨナラ公演を観たことがあり、情感豊かなコンピでした。1作品しか知りませんが、さぞME AND MY GIRLは面白かったであろうと想像します。宝塚で一年もロングランしたそうですから。その後1995年月組では、天海祐希さんサヨナラ公演で上演されました。天海祐希さんは剣さん主演時に新人公演で研一で主役を務めた、という快挙をお持ちです。ME AND MY GIRLとは縁があるのでしょう。私はこのDVDは持っていて、初めてME AND MY GIRL体験をしたのが、天海さんのビルでした。もう、衝撃的に覚えています。2008年に月組で瀬名じゅんさん、彩乃かなみさん主演で上演されました。この映像は観ていません。トップ娘役彩乃さんサヨナラ公演でした。
2009年には花組が真飛聖さん主演で梅田芸術劇場にて上演されました。月組以外では初めての公演です。このDVDも持っています。その後2013年月組で龍真咲さんで梅田で上演され、このたび2016年花組で宝塚大劇場で公演予定です。
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私もコーヒー飲んで応募しようと思っています。
キャストについて
ME AND MY GIRLはその配役が魅力的です。男役がジャッキーをされたり、新人公演で研一の方が主役をやったり、役変わりがあったり、観る側が驚き、ジェンヌさんにとりチャンスの舞台でもあります。
私が観たのは上記の2作で、どちらもとても好きでした。天海さんはとてものびのびして、すごく育ちが悪い感じが出て、だんだん紳士になっていくのがサリーが感じたように、寂しくなってしまいました。麻乃さんサリーは、この当時声が枯れています。でもサリーに成りきって、声がれも切なく聞こえました。ジョン卿久世さんはダンディでマリア邦さんと学年離れているのに、あまり感じない渋さでした。ジャッキー真琴さんは奔放で年下姿月さんジェラルドを振り回していました。何度もDVD観ているので、すぐ浮かびます。
ビル真飛さんは、最初から上品なビルでした。持ち前の明るさが出てるビルです。血筋の良さは最初から感じるビルです。桜乃さんサリーはやはり上品さがあります。もっと育ちの悪さがあって良いと思ってました。ジョン卿は壮一帆さん。ダンディで素敵です。マリア京さんとやり学年が違うので、桜一花さんあたりと組んでほしかったなと思いました。京さんとは年上女性との恋みたいになってました。ジャッキー朝夏さんは長身でモデル並にきれいなジャクリーンです。それを追いかけるジェラルドは愛音羽麗さん。坊ちゃん風が似合ってました。
この物語は登場人物の型が決まっているので、どの役者さんが演じてもだいたい同じになります。しかし持ち味や組み合わせで違う雰囲気になるので、毎回楽しめますね。
下記は月組天海さんのものです。
『ME AND MY GIRL』(’95年月組) [DVD]
感想
ME AND MY GIRLは主題歌がとても楽しくて、切なくて、甘いです。つい口ずさんじゃいます。「ME AND MY GIRL離れられない、離さないもうだめだ~♪」って。どの時代、誰が主演されてもとびきり明るくてキュートでおかしいミュージカルです。「ランベスウォーク」で元気が出ます。天海さん時代のキャッチフレーズ「いっそ二人でシンデレラ」というのが印象的でした。今回明日海さんの公演のキャッチフレーズは何でしょうか?東京公演が楽しみです。