大劇場公演「王妃の館」「VIVA! FESTA!」の千秋楽が無事幕を閉じ、みりおんが卒業されました。残すはミュージックサロン、東京公演のみとなりました…さみしいです。
サヨナラショー
サヨナラショーの様子が放映されました。衣装は金色×白のボレロとふわりとしたスカートで早春らしく、白いロングドレスで娘役の正装で、印象的な曲はやはり”私だけに”ですねえ。”ベルサイユにバラが咲く”も歌っていらっしゃっいました。
男役だけでHOT EYESのテーマを歌う場面で、あの可愛い振付も懐かしかったです♪今公演では、退団者はみりおんだけなので、みんなの真ん中で、見送られ幸せそうなみりおんがいました。
みりおんは涙もろいのでしょうか?退団の挨拶ではボロボロ泣いてらして、でもしっかり相手役さんへ、また、周囲の方々へ感謝を述べていました。
花組から宙組に来て試練が待っていたこと。先に退団した凰稀かなめさんへ、ついていくために必死に頑張ったこと。一緒に花組から異動しトップコンビを組んだ朝夏まなとさんへの感謝。そしてまだお別れは言いたくない…
緑の袴で大階段を降りてきたみりおんは、すみれ色の花飾りとお揃いの花束を、朝夏まなとさん、桜木みなとさんから受取りました。とても娘役らしい可愛い花束でした。
実咲凜音さんの人柄
ひとつひとつの感謝の言葉に大粒の涙を流しながらも、はっきりした口調で東京公演への決意、退団後も自分らしく歩みたい希望、それらが私にはダイレクトに伝わり、なんて素直で感じのいい方なんだろう、そう思いました。
たくさん考えて心で練習もしたであろうけど、本番はプロでもやっぱり泣いてしまいます。みりおんの「双頭の鷲」千秋楽を観に行きましたが、その際も大きな涙をこぼしていました。感情が豊かであふれてしまう方なんだなあと思いました。それらはちゃんとお芝居でも伝わっています。
この方は舞台人として感じがいいのです。共演者への目線が真摯なのです。他の方ももちろんそうですが、特にそんな風に感じてしまいます。
朝夏まなとさん、まーさまもみりおんを送る言葉で一瞬、声を詰まらせたように感じさせたくらい、実咲凜音という役者は相手役として柔らかいものを持っていると思います。
まとめ
大劇場千秋楽を終え、袴とすみれ色の花飾りはそのままに、舞台化粧から普通のお化粧にもどしたみりおん。舞台上と違和感もなく可愛らしいです。
みりおんって、いい意味で舞台化粧と素顔があまり変わらない方だなと前から思っていました。それほど元から美人ということです。
東京公演の前に、ミュージックサロンが開催されます。同期の方と一緒ですので、思い出作りにもなりますね。
花組時代から思っていたのは、みりおんってすごく優等生で、美人で歌もうまくて芝居も上手。トップ娘役のレールが敷かれていて、余裕すら感じると思っていました。
しかしご本人は、「決して一人では歩いてこれなかった」と泣きながら挨拶しておられました。実際は、組の看板を背負うということは、みりおんの実力をもってしても険しい道であったのでしょう。
トップというポジションが華やかだけではない、頂上に立った人の努力のあとを見た気がいたしました。