月組お披露目公演「グランドホテル」の次、ショーはレビューです。今年でモン・パリ誕生90周年なんですね。以下概要です。
2部のレヴューについて
レヴューロマン
『カルーセル輪舞曲(ロンド)』
作・演出/稲葉 太地
日本初のレヴュー『モン・パリ』誕生から90周年を記念して、優美な華やかさの中に迫力あるダンス場面を織り交ぜて繰り広げるレヴューロマン。地球全体を軸にして回る回転木馬(カルーセル)に命が宿り、まるで輪舞曲(ロンド)を踊るように世界中どこまでも果てしなく駆け出して行く様をイメージ。日本を出発しパリに着くまでを描いた『モン・パリ』に対し、パリから出発して宝塚を目指す世界巡りの形式。
宝塚のショーとレヴューの違い
宝塚歌劇で一部はお芝居、二部はショーの公演は普通にありますね。私たちはひとくくりに「ショー」と言っています。「ショー」と「レヴュー」に違いはあるのでしょうか?
以下、「岡田敬二 ロマンチック・レビュー」という単行本で岡田先生は言っておられます。
レビューとショーとはどう違うか?
このことについてはよく質問を受けるが、
その二つに明確な違いはない。
私は、レビューは「時代劇」、
ショーは「現代劇」だと思っている。
レビューはその語源の通り「振り返る」。
1年を振り返る歳末精算劇から始まったのに対し、
ショーはまさにその時代を反映したトレンディーなものだと思っている。
レヴューが懐かしいと思うのは、時代劇の感じだからですね。確かに最近のショーはかっこよく、ポップです。私が最近好きだったショーは宙組「HOT EYES」、2年くらい前?かもしれませんが月組ルパンと同公演『Fantastic Energy!』です。
今回のお披露目公演はレヴューです。昔ながらの正統派シルクハット、ステッキ、娘役さんの羽飾りなど、レヴューには宝塚の古き良き要素がたくさんつまっています。
まだ、龍真咲さんサヨナラ公演も始まってはいませんが、新星月組のパリから宝塚を目指す旅のレヴュー、楽しみです!!