オーム・シャンティ・オーム、楽しかった~!「ハッピーじゃないとエンドじゃない!!」です。
このポスターを初めて見たとき、単に派手と思いましたが、インドミュージカルらしくとびきり明るくて、振付が楽しくて。衣装がきらきらして、新星星組明るくていいなー。年初めからハッピーになりました。
帰り道は、「オーム・シャンティ・オーム~♪」と主題歌を鼻歌っていました。
このお話、ただのコメディではなく、ヒューマンタッチでした。
ちょっとだけ、あらすじ。ネタバレを気にする方ご容赦ください。
2流役者のオームは大スターシャンティに恋をしています。いつかシャンティを共演したいと夢見て、まずは自分を知ってもらおうと話かけます。
ある日撮影現場で火事が起きて、シャンティを助けたことで二人は急接近します。オームはやけどを負っています。
オームは二人は良いお友達になってきたと勘違いするのですが…
シャンティは人妻だったのです!!
シャンティは、プロデューサーと密かに結婚していたのです。人気女優だから独身だと世間には公表していました。そしてシャンティは妊娠していました!夫であるプロデューサーは金のため、名声を得るためにシャンティが邪魔になります。
そしてスタジオに火をつけシャンティを焼き殺します!それからばれないように死体を隠し…
無念の中死んでいったシャンティ。その様子を密かにオームが見ていたんです。オームはシャンティを助けようとします。オームは人を呼ぶため出がけに車にひかれて死んでしまいます。
1幕の最後は衝撃の主役二人が死亡。ここまではサスペンスです。
ハッピーエンドは2幕へ持ち越しです。
2幕はお金持ちに生まれ変わったオームが俳優として成功します。前世の記憶を引きづり、シャンティを助けられなかったこと、シャンティの敵をとろうと一芝居打つという内容です。
シャンティそっくりのスーザンという女の子に出会い、元夫プロデューサーに一泡吹かせます。
長くなるので、主役二人の感想だけ書いてみます。
感想
オーム(紅ゆずる)
華があります!
役柄上2番手時代は歌い方、セリフもがなりたてることが多かったのですが、すごくゆとりがでてきたというか、いい風格が備わってきました。
2流俳優の前世オームは7:3分け髪型で真面目で夢見る青年です。歌も声が深く伸びるようになりました。1階席後ろまで響くなんて、努力しているなー。
役は生まれ変わりだけど、違う人物の中に同じオームが見えました。ちょっと難しい役だと思います。母に対して、シャンティに対して優しい青年です。スターを夢見るところはお茶目で、さゆみさんのノリノリな関西パワーが出ました。
シャンティだけのために生きたオームと、スターとして生まれてきた現世のオーム(ちょっとドラ息子)の境目も、違和感なく一人の人物になりました。
シャンティ(綺咲愛里)
あーちゃん。とてもうまくて驚きました。
まず、見た目。超超きれい。インドの黒塗り、おでこ出し、サリーの着こなし、首に巻いたストール、真っ赤な口紅、全部きれい。
次に声。あーちゃん、大人っぽい低い声なんですね。これが地声?いつものキャピキャピは演技?トップ娘役のオーラを感じましたよ。艶っぽくて素敵な声で大人可愛い女性を演じました。シャンティ素敵!!
元夫を愛しただけなのに、殺されてしまうのはとても可哀そうだったけど…
2部のサンディはシャンティそっくりさん。生まれ変わりとは書いてないけど、色っぽいシャンティとは一変、いつものあーちゃんです。かわい子ちゃんで、ちょっと不器用な?でも、オームの役に立ちたい、努力したい姿は、トップになったあーちゃんそのものという感じでした。
まとめ
長くなりましたので、②でその他キャストの感想を書きたいと思います。他キャストもかなりよかったのです!!
紅さん出演作品です↓