ブリッジオブスパイを観て
公演とみっちゃんお茶会の間に時間ができました。
これから観る方はストーリーわかってしまうかも、あしからずご了承ください。
冷戦時代の米ソの話。実話に基づいているという。
トムハンクスは米国の弁護士役。ある時、米国内で捕まったソ連のスパイの弁護人を頼まれ、弁護し勝利するが、敵国捕虜を弁護したので、米国内でトム扮する弁護士と家族は憎まれ、家も銃で襲撃されてしまう。
ソ連側スパイは銃殺を免れたが刑務所で何十年か過ごすことになる。
トム扮する弁護士にはいつしか信頼を寄せていた。
そんな折に、架電のソ連スパイとソ連に不時着した米国パイロットの交換話が持ち上がった。
その交渉人にトム扮する弁護士が選ばれた。
国から依頼された極秘任務で家族にも同僚にも言ってはならない。
勝算があるのかわからない難しい任務。
極秘でソ連入りしたトム扮する弁護士は、極寒とソ連の暴漢に襲われながらも、交渉をする。
命令でも政治でもない、ただお互いの国民を平和的に返したいという熱意。
感想
パイロットが捕虜になった同じころソ連管轄の東ドイツに捕まったアメリカ人学生がいた。
トム扮する弁護士はパイロットと東ドイツ側学生両方とソ連側スパイの2:1の交換を望んだ。
アメリカ政府の意図とは反対の交渉。しかし救いたい気持ちは揺るがない。
言葉と気持ちを尽くして交渉するその姿に感動。
自分は間違っていないという信念をもっている。
結果無事に交渉成立し、橋の上で捕虜の交換が完了する。
任務完了し、アメリカに帰る際、アメリカ人パイロットは米国を裏切ったとして、同胞から理解を得られなかった。
そんなときトム扮する弁護士は、「自分がやってないなら堂々してろ」と言う。
自分を信じる大切さを教えてくれる。
極秘任務から帰国後、にこやかにわが家へ帰り、ぐったりと自室で寝てしまうトム扮する弁護士に
お疲れさまを言いたい。
この弁護士の栄光はニュースや新聞で語られ、その後もケネディ大統領から再極秘任務を依頼されたらしい。
民間人が戦争を平和的に解決してくれた。
さわやかに感動的な映画だった。