マノンを観て
このポスター、けだるい雰囲気ですね。
退団を発表してからの龍さんの舞台は平日夜にもかかわらず満席でした。
ミスサイゴン的なイメージがありましたが、時代はそれ以前のフランス領インドシナのお話でした。
それに、違いは自国の恋人ではなく現地の恋人を選ぶところ。
マノンは原作があるのですね。
マノンは踊り子で魅惑的な女性です。彼女に翻弄されるシャルル。
シャルルは当たり障りない好青年ですが、もう一人のシャルルという内なるシャルル役はミヤルリさん。なんだか最近色気を増しましたね。
龍さんと見間違えるほど似ていました。
もう一人のシャルルは、奔放に生きたいシャルルの心を表しています。
シャルルを二人出すことで感情がわかりやすいです。
感想
マノンとシャルルのアバンチュールのような旅は、東南アジアのワサワサ感とフランスの白い高貴なイメージは甘くてうっとりする場面でした。
私はこの場面がとても好きでした。
マノンの兄さんに珠城りょうさん。
たまきちさんは、すごく成長してますね。
月を前回観たのがルパンだったからか、うまくなって堂々としています。
体も大きいし、昔の天海祐希さんみたいですね~
たまきちさんの黒髪が素敵。
チャイナ服が悪っぽくてかっこいいです。
笑顔にスターオーラを感じます。
シャルルの友人のクリストフに凪七さん。
かちゃさんは軍服似合いますね~。線が細いからかっこいい軍人です。シャルルを最後まで心配する優しい友人を好演。
マギーさんも強面の警察長官を好演。この方の声量にはいつも、圧倒されます。スタイルも抜群です。
副組長の憧花ゆりのさん。いつもいい役ですね。
この方大好きです。スタイルよくお顔も美人なのにくせ者が似合う。
すごくキレイですよねー。月で一番好きかもしれません。
今回もくせ者美人役です。チャイナドレスがお似合いです。
宇月楓さん。いつの間にこんな上級生になったんですか?かなり目立っています。
濃い男役になっていきそうです。声もよく通るしとにかく目立つ方です。
マノンとシャルルが二人で生活を始める中、
インドシナがフランスからの独立運動が激化する中、マノンが巻き込まれます。
シャルルは地位も捨て、マノンと生きていこうと決心します。
それもつかの間、マノンは撃たれます。
マノンが息をひきとるとき、シャルルを傷つけてきたことを詫び、自分の本名を告げます。マノンは真実の愛を見つけたのでしょうか?
気づいたときにお別れなんて悲しいですね。
最後は幻想的な美しい蓮の花が咲いてました。
公演デザート。あんずゼリーにジンジャーゼリーを乗せてあります。甘酸っぱく爽やかな味でした。