会期があと一週間に迫るラファエル前派展を観に行きました。渋谷Bunkamuraです。上記のポスターが地下鉄に貼ってあったので、ひときわ目を引きました。そしてすぐ観に行こうという意欲がわきます。絵画は感性でこれが好きという楽しみ方でもいいと思うです。説明できないのですがとても惹かれます。絵画を見た後に少し調べるという感じです。
ラファエル前派
ラファエル前派とはヴィクトリア朝に活躍した美術家たちです。象徴主義と呼ばれる人たちの先駆的存在とありました。例えば絵や詩にメッセージ(主張)を込めて、何かを訴えるという手法のようです。扱うテーマは、宗教、ギリシャ神話などでした。「眠り姫」などもありました。それらに何かを込めているのでしょう。
感想
65点の展示で意外と少ないとおもいましたが、大きな額入りの作品も多数あり、非常に見応えのある絵ばかりでした。油絵なのに、このサラッと軽やかな感じはどうして出せるのだろうと不思議です。
こちらの絵は「いにしえの夢」というタイトルですが、私には夢破れてどこかへ逃げていく貴族に思えます。生きていつか再起を図ろうという印象を受けます。勝手な解釈ですが、それでいいのだと思います。子供の目が鋭いのと、老貴族が遠くを見ていたのでそう感じました。何かを投げかける、観ている人が考える作風が多いと感じました。
上記もとても印象に残った作品です。戦争に行かねばならぬ恋人との別れを惜しんでいる女性です。女性の銀色ドレスがとても艶やかでした。どうやって絵具で光やひだを表現するのだろう、と不思議で眺めていました。まるで写真です。
Bunkamuraサ・ミュージアム
ワンフロアでコンパクトな美術館です。リバプール国立美術館所蔵「ラファエル前派展」もまもなく会期終了です。
【開催概要】
期間:2015年12月22日(火)〜2016年3月6日(日)
会場:Bunkamura ザ・ミュージアム
時間:10:00〜19:00(入館は18:30まで)
※毎週金・土曜日は21:00まで(入館は20:30まで)
※2016年1月2日(土)を除く
入館料:
一般 1,500円 / 大学・高校生 1,000円 / 中学・小学生 700円