『今夜、ロマンス劇場で』東京公演千秋楽おめでとうございます!!
気候も温かく桜も開花し穏やかな最近の東京。
東京公演が休演がなくホッとしたところでしょうか。
月城かなとさん、海乃美月さんお披露目公演。
このトップコンビは本当に美しくお似合いの二人。
『ダル・レークの恋』や『THE LAST PARTY~S.Fitzgerald’s last day~』のような
ドラマティック性のある作品ばかり浮かびますが、
貧乏で自信なさげな普通の青年役も王子に見えるほどハートフルに仕上がってました。
案外、私達の王子も周辺にもいるのでは??
感想
牧野健司 月城 かなと
地味で誠実な主人公です。そういうところが身近にいそうで魅力的です。
仕事の夢を追いかけながら、夢の恋人も大切にしている。
健司からは、夢を夢で終わらせなくてもいいんだ、ということを感じました。
いつまでも夢を追っていてもよいではありませんか。
寿命が尽きるときまで好きな人と好きなように生きていくって、
すごく素敵でした。
美雪 海乃 美月
勝ち気なプリンセスですが、嫌みがない。
夢のお姫様、キレイなだけじゃなく、素直でまっすぐな性格が気持ちいい。
抜群のスタイルでドレスもワンピースも着こなすお姫様。
和製オードリー・ヘップバーンのようです。
月城さんと『麗しのサブリナ』も観てみたいです。
切ない歌も伸びやかでよかったです。
俊藤龍之介 鳳月 杏
ハンサムガイ!目線やアイシャドウもハンサムそのもの。
イケメンは懐広く、人のミスを笑って流すくらいの大物、素敵ですねえ。
イケメンゆえに人格者でないと人は付いていかないのかもしれません。
そういう意味では俊藤さんは本当に大物かも。
大蛇丸 暁 千星
悪役とも善ともいいがたい、蛇なんでしょうけどつかみ所のない難しい役でした。
抽象的なものだから、少し可愛らしくもおかしげに役作りされていました。
少しお痩せになってたような暁さんでした。
成瀬塔子 彩 みちる
社長令嬢だけれど清楚で、
助監督と飲みに行っちゃう嫌みのない可愛らしい人。
彩さんの優しい雰囲気が活きてる役でした。
山中伸太郎 風間 柚乃
ライバルであり同僚の健司を認め合いながら、爽やかで明るい青年を演じました。
風間さんのフレッシュな面が合っていました。
吉川天音、雨霧 天紫 珠李
看護婦さんの吉川は、患者である健司が書いた作品に感情移入していきます。
観客に導入するような役。それによってより鮮明に”人生とは”と語りかけるようです。
雨霧は、蛇の手下という感じでしょうか。
二役で出番が多くお化粧替えも忙しく見えました。
身体が柔らかく、お芝居、歌だけでなくダンスも完璧な天紫さんでした。
前回の記事↓