大劇場での千秋楽間近、「桜華に舞え」「ロマンス」を観てきました。前回より落ち着いて観れました。前回は泣いて泣いて…
今回はみっちゃん以外にも若手にも目が行きました。その他配役も含めて感想を書きたいと思います。
「桜華に舞え」感想
中村半次郎(北翔海莉)
じっくり観ると、半次郎は電光石火というか、これだ!と思ったら決断が早くすぐ命をかけるか、相手を殺しても義を貫く人なんだと思いました。母親や兄弟思いで、同士に優しい面もあるけど、「人斬り半次郎」と呼ばれた凄みというか、勢いみたいのを今回感じました。
衣波隼太郎(紅 ゆずる)
最後に隼太郎が郷にやってきて、家族に追い出されたあとの表情、悲しかったですね…なんのために志願したのか、郷土と対立するために上京したのか。すぐに答えが出ない現状に、なすすべがない人の顔でした。
大久保利通が「なんのために…」と嘆くのも印象的で、岩倉具視が「のちの世が教えてくれる」も響きました。
後世のために生きているわけじゃないけど、今わからないことって多いですよね。それを隼太郎に特に感じました。この後、どうやって生きていくのかな…
川路利良(七海ひろき)
前回観たときは隼太郎とキャラがかぶり、あまり差が感じませんでした。今回は川路は冷たいと感じるほど、はっきり違いがわかりました。何を変えているのか?上京してからの川路のセリフひとつひとつが、慎重で突き放す感じです。
情に流されず、向かうところに向かう。差があった方が観てる方は理解します。
東京公演が楽しみです。
高木兼寛(如月 蓮 )、ウィリアム・ウィリス(輝咲 玲央)
ツインで登場し、癒しの二人です。笑わすのでなく、ほっとした癒しです。周囲の人間を信頼しているからこそ、吹優に真実を話してくれる。こういうお世話をしてくれる人達って貴重です。
蓮さんスッとして格好いいし、外人役の輝咲さんも、面白かったです。天神様のお祭りにはっぴ着て踊るのも陽気でした。
大給恒(大輝 真琴 )
大給閣下!見た目が素敵~!政府高官しては若い印象ですが、前髪がウェーブしていてかっこいいなあ。高官にしては物わかりがよく、誰かに肩入れせずバランスのとれた人物だと思います。
マイケル、イケメンだ~。ほんと好み♡
村田新八(夏樹 れい)
大きなお目目で舞台映えします。洋装になったときの方がしっくりきます。女役もできるのに、ひげが超似合う!!夏樹さん、個人的には花○です。セリフもよく響いて。声がいいんでしょうね。
辺見十郎太(紫藤 りゅう)
笑顔がいい!フレッシュで紫藤さんの笑顔観てるだけで幸せになる!と思いました。私はこの笑顔好きです!背が高くて立ち回りや、着物姿がパリッとして似合います。
中村貞(華鳥 礼良 )
半次郎の妹で、もう、かわいい~。こんな妹いたら面倒みたくなるような。成長してからは半次郎の死を経験して、影を秘めているのも、無邪気な子供時代と違って可愛さが消えた演技はうまいです。
松平容保(天華 えま)
本公演でもやっぱりイケメンは目立ちますね。殿様っぽい雰囲気がよく、もっと場面増やしてほしいです。
太郎(小桜 ほのか)
ちゃんと筋の通った少年で、半次郎に出会い生きる意味を見つけて、いい役ですね。最後に半次郎と死んでいくのが可愛そうだと思いました。ほのかちゃんの幅が広がった役ですね。
「ロマンス!」感想
前回観たとおりプロローグは衣装も綺麗で爽やかで少女マンガの雰囲気です。
宝塚の衣装部さんて、センス良いし、素敵じゃない衣装を観たことがないです。今更、改めてレベル高いです。
前回と変わったところは、
①伯爵夫人のボレロで、カイちゃんのカツラが黒から金髪になっていた(これは、本人の気分で変えてるのでしょうか)
②フィナーレの「アイ・ラブ・レビュー」を歌う愛里ちゃんのドレスが初日すぐは黒だったんです。今回白になっていた。(これは、紅さんと合わせたのでしょうか。黒より白の方が華やぐし)
レビューランチ
今回はフルールでレビューランチにしました。チキン照り焼きと煮物が甘いです。桜島を眺めながら、西郷さん達も甘いおかずを食べていたかも?
東京は劇場にレストランがないですが、周辺の店で公演メニューがあれば楽しみなのに…と思います。
すみれのジェラート!タカラジェンヌの気分!すみれアイスは東京にもあるといいな♡
みっちゃん作品です↓
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