東京展の感想です。
日伊国交樹立150周年特別展として、国立新美術館にて「ヴェネツィア・ルネサンスの巨匠たち」が会期中です。ヴェネツィア絵画です。豊かで大胆な色彩表現、水の都ヴェネツィアのルネサンスを彩った名画の数々です。
東京展覧会のあとは大阪会場にて展示されます。
開催期間、会場
2016年7月13日(水)〜 10月10日(月・祝)
国立新美術館 企画展示室2E(東京・六本木)
休館日 火曜日
開催時間 10時-18時
金曜日は20時まで
観覧料 当日 大人1600円、大学生1200円、高校生800円
※東京展覧会は終了しました。
2016年10月22日(土)〜 2017年1月15日(日)
国立国際美術館 (大阪市北区中之島)
休館日 月曜日 12月28日(水)〜1月4日(水)
1月9日(月・祝)は開館し翌日休館
開催時間 10時〜17時
金曜日は10時〜19時
観覧料 当日 大人1500円、大学生1200円、高校生600円
特徴
ルネッサンス絵画とは「古代の復興、再生」であり、15~16世紀に、古代ギリシャ・ローマ文化の復興という主題で描かれた作品は、宗教画ですね。
ローマ・カトリック教会からの依頼で制作されたものが多いそうです。
大規模な作品も多く、「キリストの生涯」や「聖母マリア」あるいは聖人、キリスト教的救済が描かれています。
感想
作品展は1~5章まであります。
総じて宗教画がメインではあります。印象としては、ティツィアーノ・ヴェチェッリオの描く「受胎告知」と「聖母子」に心ひかれました。
独自の豊かな色彩表現と、レオナルド・ダ・ヴィンチやミケランジェロからも刺激を受けた絵画は、光を帯びて優しくも美しいものでした。
「受胎告知」の天使が空から降りてくる様子は、白や金色に見えます。実際金色の絵の具はなかったと思うのですが、光として見ることができます。
「聖母子」は天使とマリヤの表情も柔らかく、いつまでも見ていたい癒される一枚です。
ティツィアーノの作品ばかりに目をひかれるのは、好みなんでしょう。私は数年前に次の絵【ヴィーナスとオルガン奏者とキューピッド】を見たことがあります。この絵を駅のポスターで見かけ美術展に行ってしまったくらいです。
今回、ティツィアーノの作品が好きだと改めて感じました。
レストラン、カフェ
国立新美術館内には素敵なカフェが3つとレストラン1つがあります。どちらもポールボキューズのお店です。
見晴らしのいい席でケーキや軽食が食べられる2階のサロン。静かです。宙に浮いてる感じですね。
1階カフェはこんな感じです。広々として開放的です。料金は2階よりお安いです。カフェテリア形式です。ドリンクとサンドイッチが売っています。
地下のカフェです。カフェテリア形式です。食事もできます。お弁当やスナックも売っています。
3階のフレンチレストランです。200人のパーティーもできるほど広々としたスペースです。会社のパーティでも一風変わって演出できそうですね。
まとめ
会期にもよりますが、国立新美術館は平日昼はシルバーの方々で結構混んでいます。
素晴らしい絵をゆっくり見たいなら美術館で一番狙い目なのは、平日夜です。金曜日は遅くまでやっているので穴場です。または、閉館1時間前に行くといいと思います。
お時間に余裕がありましたらカフェも立ち寄ってください、アーティスティックな空間でホッと一息できます。ミュージアムショップも見てください↓