東京『ディミトリ~曙光に散る、紫の花~』新人公演おめでとうございます!!
本公演は1/4~13日まで休演していたのに、こんなに完成度の高い舞台を
よくぞ!!!演じてくださいました。
それだけでも本当に感激です。
新人公演自体は宝塚の方でも上演できましたが、配信が観れる東京を
楽しみにしていました。
『ディミトリ~曙光に散る、紫の花~』本当に健気で一途で好きだなあ。
物語は大好きで人間関係も泣けます。
が、私がこの新人公演で一番インパクトあったのは、物乞い役鳳真 斗愛さん。
もう、この方は凄すぎます。以前の公演もその前からも気になる役者ですが、
メイクも存在も本役さん以上、というか異質なほど新人離れしているのでは。。。
この役者さんは、どこまでもずっと観ていきたい方です。
感想
ディミトリ 天飛 華音
キリリとした印象が強い天飛 華音さんがディミトリという、ふんわりと影のような役を好演。
柔らかい歌声は礼さんに似ていました。ルスダンへのドラマティックな曲を歌い上げる様子に
目が熱くなります。ディミトリの勇気が明日への活力です!
天飛 華音さんのディミトリも悩ましくも喜びに溢れ、素敵でした。
ルスダン 藍羽 ひより
なんて綺麗なヒロインでしょう。お芝居にとても心が動きました。
舞空さんは可憐の中に余裕があるように見えますが、藍羽 ひよりさんのルスダンは
ルスダンそのものの苦悩や喜び、決意を感じ、ルスダンに涙が止まりませんでした。
新公の成功は藍羽 ひよりさんにあるといっても過言ではないと思います。
ジャラルッディーン 大希 颯
見た目は瀬央さんによく似ていました。大希 颯さんのジャラルッディーンも
おおらかで壮大で、統治者の格のようなものを感じます。
お化粧がとてもキレイでした。ルスダンとディミトリの絆や部下のお話であるけれども、
自分の敗北を認め、ディミトリの信念を受け入れる、
世界にはジャラルッディーンのような強大な相手がいると知る存在でした。
アヴァク 稀惺 かずと
稀惺 かずとさん、華々しい活躍です。本公演ではジャラルッディーンの方が
私には印象に残っているし、アヴァクはどうしても好きになれない役だった。
でも、新人公演で改めて観ると、アヴァクなりの表現がルスダンに届かなかっただけ。
本公演でわからないことが、新公でわかるのも楽しいところ。
イヴァネ 御剣 海
老け役も自然に上手でした。新人公演で中年は難しいと思うのですが、
緩やかさ、寛容さを出してアヴァクとは違う雰囲気があります。
息子と力を合わせたいけど、見守るということも自然と感じました。
チンギス・ハン 世晴 あさ
御剣 海さんと並んで老け役が上手な役者さん。ヒゲがよく似合いおおらかさがあります。
少しどっしりした役がハマりそうな役者さん。
ギオルギ 碧音 斗和
碧音さん、なんてキレイなんでしょう。水夏希さん似の華がスターを匂わせます。
声も凜々しくお顔もシャープで若き王の威厳も。今後が楽しみです。
アン・ナサウィー 紘希 柚葉
以前から新人公演でいい声と目線をお持ちの紘希さん。この方は執事のような役が
とても板についているような。礼がキレイで、仕えられると気持ちの良さがいい。
歌も上手でした。また次回も楽しみです。
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