昨日9/4(日)は東京宝塚劇場で「NOBUNAGA~下天の夢~/Forever LOVE!!」千秋楽でした。
蒸し暑さが残る9月ですが、晴れ渡った空が宝塚歌劇団月組トップスター、龍真咲さんの門出を祝福しているようでした。
トップスターが退団していくときの風物詩、東京日比谷のさよならパレード。白い胡蝶蘭の花束は床につくくらいの長さで、さすがトップスターのお花だと思いました。
パレードではファン約8000人に見送られ、16年間のタカラジェンヌ生活に別れを告げました。
サヨナラショーを観れた方、いかがでしたか?
サヨナラショー
ラストでは舞台袖に引き上げる際に「すべてやり尽くした」という思いを込め、右手でガッツポーズを見せたそうです。
組長の紹介で、最後の大階段を下りると、
「命を懸けて走り続けて、今ここにたどり着きました。タカラヅカが見せてくれた夢と現実が重なり合った今、龍真咲は卒業します」
感無量のようでした。
夢と現実が重なる人って…世界中でどれだけいるのですか?
まあ私達もささやかな夢や希望を叶えることはうれしいですし、達成感がありますね。ましてや人に夢を見させる仕事で頂点を極める…
そんな素敵なことがお仕事であったトップスター龍さん。最後までお疲れ様でした。
卒業後については「夢を育てる意欲が湧いたときは、みなさまとお会いできる日を心より楽しみにしています」と今後も表舞台に立つこともありえそうです。
白い会服
ファンクラブの「会服」と呼ばれる白いおそろいのTシャツやパーカーなどの衣裳を身につけており、パレードが行われた劇場前の一角が白く染まった景色は壮観だったようです。
いつもトップスターの退団当日は、日比谷が白・白・白で真っ白になりますね。
スターの退団では古くからTシャツなどをそろえることはあったが、最近では色が白に限定されるようになりました。
『ベルサイユのばら』で初代オスカルを演じた榛名由梨さんは、1988年(昭和63年)12月31日付で卒業しており、千秋楽ではファンは白ではなく、ピンクの揃いの衣裳で見送りました。
榛名さんのマネジャーを務める実妹の山下淳子さんは「(会服が)白の方も多かったけど、決まっていたわけじゃなかった。退団者のファンクラブが白一色になったのは、榛名が辞めた後からです」と証言。「榛名の後に辞めたトップさんの会が白を着て、それを真似て以来、白になったようです」と平成になってから白が退団者の色になったそうです。
ちなみに先日退団発表した宙組トップ娘役・実咲凜音さんや花乃まりあさんも、退団会見には白いワンピースで登場。「退団の会見ですから、(白い色に)決めていました」と生徒の中でも退団カラーとして定着しています。
まとめ
龍さんの独特の甘いセリフ回し、とびきり明るい弾けるような笑顔、大好きでした。龍さんがトップになってからあまり行かなかった月組をよく観るようになりました。
龍さんの男っぽい役がとても好きでした。
「ベルサイユのばら」のアンドレ。包容力があって、個人的に歴代でも一番きれいなアンドレだと思いました。
「ルパン」のアルセーヌルパンがやはり一番好きかなあ。燕尾服とステッキ、帽子の上流社会は貴族的雰囲気の龍さんに似合う!そして、男気のある役でした。
「マノン」の軍服姿もよかったです!
龍さん、今まで夢をありがとう。またどこかでお見かけしたいですが、ひとまず、今日からはゆっくり休んでほしいです!!
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