宝塚の大きなニュースで、かき消されそうな記憶ですが、
「炎のボレロ」
素敵な作品をもう少し噛みしめたいと思いました。
作品の良さで知らなかった雪組生をたくさん知ることができました。
特に若手の
芝居心のある希良々 うみさん、汐聖 風美さん、琴羽 りりさん、麻斗 海伶さん、
真友月 れあさん、が表情よく頑張っていました。
本公演では、なかなか知り得ない魅力です。
宝塚公演になかなか行けないので、宝塚らしいお芝居に飢えている!
その他キャスト
ジェラール 朝美 絢
朝美さんのジェラール想像通り素敵だった~
メイクも儚げで美しかったです。
最近見ない男らしい役でした。始終モニカとのぶつかり合いが、
こういうの、もっと見たいなと思いました。
リアルに男気を感じ、アルベルトとは別のいい男っぷりでした。
モニカ 彩 みちる
みちるちゃんのモニカ、情感たっぷりでよかった~。
プロローグのフラメンコな衣装と、酒場の衣装も美しく着こなしてます。
赤い裾の長い素敵な衣装、モニカはメキシコの男性からもモテまくってるんだろう…
芝居心のあるみちるちゃんだからこそ、モニカの切実な気持ちが伝わりました。
フラミンゴ 縣 千
共和派のリーダー。
リーダーにしては若過ぎと思いますが、
目の輝きがすごく期待できる青年と思いました。
早口な台詞もだいぶよくなっていました。
ブラッスール公爵 久城 あす
初演のようなすごみはないのですが、悪役感はあります。
大悪党というより、ずるがしこい貴族という印象でした。
久城さんの悪役はうまいので、好きです。もっと嫌みに作っても
よかったと思います。
この手の役を専科さんではない組子ができるのは雪組の強みです。
ドロレス伯爵 奏乃 はると
鬱々と抑え気味な演技です。抑えの中に公爵への復讐心をにじませるのは
難しい演技と思います。少しそれが弱かったと感じます。
もう少し、やつれ、老け感があってもよかったと思います。
タイロン 真那 春人
何かある、という匂わせ男がうまかったです。
どっちの味方でもない、本当はどの階級の人間かわからない
第3者を謎のまま演じてうまかったです。
テオドール ゆめ 真音
カテリーナの弟。お顔がまん丸で可愛い少年な印象。
男役として声が高いですが身長もあり、歌は上手いので次回も期待!
ウパンゴ 透真 かずき
やっぱりリーシャさんには癒される。私はいつもリーシャさんの演技に
癒されています。なごむ。
ウパンゴはもっと怪しく作っても面白かったと思います。
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