宝塚歌劇団宙組新人公演「エリザベート」が9日、宝塚大劇場で行われました。歌唱力に定評のあるメンバーが主要人物を務めました。
トートを演じた瑠風輝さん(もえこさん)は「シェイクスピア」に次いで2度目の主演です。生粋の宙組っ子です。
長身で舞台映えのする容姿で、本公演でも歌手の役を演じるたり、歌の上手さもぴかいちです。私もこの方「王家に捧ぐ歌」新人公演あたりから、目立ち始めたように感じます。
瑠風輝さん
自らの合格ラインも高く設置、「低い声が苦手で、最初が上手く出なかったのが悔しい。課題も多かった」と悔しさを見せました。
本公演のトップスター朝夏まなとさんは赤と緑を組み合わせた、黒に見える深い紫のカツラを使用しています。歴代のトート中でも黒っぽいトートです。
しかし、もえこさんは、私は黒が似合わない、と思っているらしくシルバーと黒を混ぜた感じにしたようです。
いろいろと先輩方にアイデアをいただいて、オリジナルのヘアで勝負しましたようです。
新人公演はムラと東京で2回あるにしても、たった2回のために鬘を作ってもらうのも、贅沢というか大変ですよね・・・
今回鬘、アクセサリーは自前のようです。自前って実費ってことでしょうか??費用のことを語るのは夢がありませんが、それにしても自前って用意するのも大変ですね。娘役さんは自分で作っているというのは聞いたことがありますが、男役さんも9割は、アクセサリーが自前だそうです。すべては芸の肥やしと思えば、工夫と思い楽しめるのでしょうか。
役作りについて
ヘアスタイルだけでなく、役作りにも苦心したようです。
歴代の本公演はもちろん、新人公演でも多くの方がなさった役。朝夏さんからは
『見るのも大切だけど、やりたいことやらないとダメだよ』とアドバイスがあったようです。
最後のシーンはトートの気持ちになることができたのでよかった、もえこさんは振り返りました。
星風まどかさん
今回もヒロイン抜擢の星風まどかさん(まどかちゃん)。将来のトップ娘役候補でしょうね。可愛いです、とにかく。
優等生ながら初舞台からわずか3年で、バウホールなどでも数々のヒロインを務めています。今回は少女時代から晩年まで、一人の女性の一生を演じるのは難しいけれど、美貌の皇妃にぴったりだと思います。
「曲が難しいので、楽譜とにらめっこの毎日でした。東京公演までにもっともっと歌唱力を上げたい」とさらなる成長を誓っていました。
頑張ってほしいですね!ホープの娘役さんです!グスタフでは、まどかちゃんが活躍しています↓
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