先日のスカイステージで「エクスカリバー」を初めて観たのです。
併せてショー「シトラスの風」はみっちゃんの初舞台ですから19年前になります。宙組発足の旗揚げ公演と同時に84期の初舞台でおめでたい公演だったのですねー。口上もありましたが、みっちゃんがどこにいるかもわかりませんでした!
白羽ゆり、遠野あすか、音月桂、みっちゃんの研1の時って、そうそうたるメンバーが宙組だったのですね~。知りませんでした。
ちなみに「シトラスの風」はⅢまで出ていて、人気のショーですね。私は、どの「シトラスの風」も観たことはありませんが、学ランみたいのでゴスペル風に踊る場面は星組のとうこさんで観たことがあります。
エクスカリバー
ジェイムズ(アイバンの森の騎士):姿月あさと
ロザライン姫(サクソンの名門貴族の娘):花總まり
クリストファー (ヘンリー王の甥):和央ようか
ヘンリー王 (現・ブリタニア国王):星原美沙緒(専科)
マーリン(伝説の魔法使い):大峯麻友
ナネット(ロザラインの乳母):出雲綾
モーガン(妖術使い):夏河ゆら
スタイン (ブリタニアの落武者):真中ひか
アンドリュー(吟遊詩人):湖月わたる
感想
先日、アーサー王伝説を観たので、少し話かぶるかな~と思いましたが、全く別でした!「エクスカリバー」は話も単純で、森で育った騎士のお話です。王の息子が捨てられたのを騎士が拾って育てる。他の騎士と仲良くも頼もしく成長していく話です。主人公ジェイムズは元々、騎士として腕前があり、みなに一目置かれているようです。
森で美しいロザライン姫に出会い恋をします。姫は勇気があり、自分をしっかりもった姫です。
ロザラインは黒い騎士であるクリストファーと政略結婚させられそうになります。このあたりはアーサー王とメディアグランスとグイネビア姫の三角関係にも似ています。
ただ!!和央ようかさんの、黒い騎士っぷりがすごく妖艶で素敵でした!黒髪、長髪で黒い鎧ですが、バッチリ2枚目ではなく、少し抜けてる?3枚目な騎士なんです。
あくまで、正当な白い二枚目はトップスター姿月さんで、歌もうまく、コスチュームも似合いロザラインとお似合いです。
ロザラインの衣装も古典的で、ブルーベルベットに金をちりばめたような衣装で約20年前ですが、きれいでした。髪型もひつじみたいなシナモンロール風に髪が両耳にかかっています。古典ロミオとジュリエットのような衣装です。
お話もおとぎ話のようで、現在の「アーサー王伝説」とは音楽もまるで違います。
やはり、現代ウケするのは、早いテンポでフレンチロックな音楽と奇抜な衣装と髪型、古典をぶち壊すミュージカルなんでしょうね。
私は、フレンチロックなミュージカルを宝塚で更に上演していただきたいと思います。音楽の強さに心揺さぶられます。
貴重な19年前の作品です↓