みなさんご存知のようにまさかの展開で迎えた年末です。宙組トップ娘役が不在との事態。こんなことは、ないのが宝塚歌劇だと思うのですが、どうしてこういうことが起きるのでしょう?
劇団は、
固定的なトップ娘役は当面の間設けず、公演ごとに柔軟な配役を行って参ります。
作品ごとに配役を行うことで、様々な娘役がそれぞれの個性を発揮し、バリエーション豊かで魅力的な公演をお客様にお届けして参ります
感想
当面、とのことだから、いづれはトップ娘役を置くはずだと思っています。だって不自然な形じゃないですか。トップコンビがないなんて。
私たちは見守り受け入れるしかできないですが、こういう決定は納得はいかないです。。。
100周年記念「時を奏でるスミレの花たち」を見て改めて思うことがありました。このトップにはこの娘役だからこそ輝いた、組の個性があった。かつてのトップ娘役さんは、男役が2番手時代からすでに相手役だった方もいて、確固たる絆みたいなのを感じました。
このスターにはこの娘役さんよね、という風潮が劇団にあったと思いました。
なぜ、今はトップ不在にできるのでしょう?
娘役トップは、トップスターの添え物ではないのです。一人で輝ける存在であったはず。トップ娘役もかなり上級生になってからなる方もいたようです。
まとめ
個人的に娘役さんに望むことは、
①新人公演までの若手娘役を抜擢するのもいいですが、上級生娘役さんに、もっともっといい役を与えてほしいです。ヒロインをしのぐほどの存在感ある娘役さんが増えてほしいです。娘役スターが増えてほしいのです。
②Wトップ娘役ってどうでしょう。
かつては、星組でWトップ娘役があったそうです。公演ごとにヒロインを変えて、どちらかが退団して、単独トップに落ち着いた経緯があるようです。一時的ですが、そういう時代があったなら、今回もWヒロインという案はなかったのでしょうか。その方が華やかですよね、不在より。
男役もW2番手時代があったそうです。番手をきっちり決めるより、切磋琢磨しやすいですし、それぞれのファンの方々も観ていてうれしいと思います。甲乙付けがたいなら、両方に花をもたせるのは、いかがなんでしょう。
私は、①と②が叶ったら、もっと宝塚は人気が出ると思うし、生徒さん一人一人も更に輝くと思います。
今回の宙組娘役人事だって、スター候補と言われる生徒さんには、チャンスが遠くなったと思ったのでは?とりあえずチャンスを与えることも大事ではないでしょうか。
そこから発揮する方もいるはずです。
「時を奏でるスミレの花たち」を観て、10年、20年前の宝塚って、いい意味で型破りなスターが多かったのかなと思いました。娘役さんの存在感もいい意味、今よりあったのかなと感じました。