轟悠さんの引退会見。晴れやかににこやかに、清々しい印象です。
現役トップさんの涙の会見は、もらい泣きしそうですが、
“トップ・オブ・トップ”を長年背負ってこられた轟さん。
いつも役になりきっておられるので、会見での明るい笑顔がまぶしかったです。
静かに入団し、静かに退団という言葉も印象的。
“トップ・オブ・トップ”であり、長年の功労を考えたら、
サヨナラショーはあって当然。
ご意志で併演しないでほしいとのご意向も、控えめな方なのだなあ。
明るい笑顔と静かな退団表明、そしてご自身の男役の美学。
なんだか、どれをとっても素敵です!
こういう、静かな決意をもっていらっしゃる方は外の世界にもおられて、
そういう部分を垣間見ると尊敬します。
静かな決意の端っこでも何らか自分に取り込みたい、そんな風にも思いました。
私が好きだった轟さんの役は、
一位 『黎明の風』白須次郎
二位 『シラノドベルジュラック』シラノ
三位 『チェ・ゲバラ』チェ・ゲバラ
白須次郎は本当に忘れられないです。
シラノとゲバラは最近出会えた色々考えてしまう役。
轟さんの舞台は終わっても、心に残る役はずっと思い返せるでしょう。
轟さんの今後の人生が舞台とは関係なくとも関連しても、
素敵人生を歩まれることを願います。
ずっといた場所を離れるってすごい決断。それができるのは挑戦であり尊敬します。
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