愛ちゃん主演の舞台『不滅の棘』が上演決定しました。なんかとてもメッセージ性が強そうです。私は初演を観ていませんが、原作のあらすじでは、「生きる」こと、「死」について考えてしまうような内容です。
演出は「王家に捧ぐ歌」の木村 信司先生です。
2014年9月、『SANCTUARY』以来のバウ主演です。愛ちゃんファンのみなさま今回、待望ですね♬
『不滅の棘』
日程、会場
主演・・・愛月 ひかる
2018年1月7日(日)~1月15日(月)
シアター・ドラマシティ
2018年1月23日(火)~1月29日(月)
日本青年館ホール
あらすじ
「マクロプロス事件」という小説が原作。
16世紀の神聖ローマ皇帝ルドルフの侍医であった父が調合した不老不死の薬により、300年以上も若さと美貌を保ったまま、オペラ歌手として名前を変え男を変えながら各地を渡り歩く女性を描いた戯曲
原作では主人公は337歳の女性。でも不老不死なのでとても若いまま長らく生きている。彼女にとって死は恐怖の対象。生きていても虚しい、でも死ぬのは怖い。
原作
なぜ、原作者カレル・チャペックはこのような構想をしたかというと、
「死」をすごく恐れていたそうです。身近な人の死で、必要以上に病気を恐れるという心的傾向は幼児期にすでに母親から植えつけられていたそうです。
この得体のしれない不安を作品のなかに取り入れることで、自身が安心したかったのでしょうか?
まとめ
短くとも充実した人生を送るか、充実した老後の生活でなければ意味がない。それとも介護を受けながら生きつづけるか、それは自分で決められることでもなければ、他人に決めてもらうことでもないところが難しいです。
ただ、生きる以上は長生きはいいことだと思います。。色んな経験、思いを作るために私たちは生まれてきたと思うのです。
私は、永遠の命は惰性に近いと思います。生きることの無意味さ、すべての感覚への無感覚、無感動に近いと思います。長生きはしたいけど、やはり終わりがあるから美しいのだと思います。
こんな難しいテーマを、「ロマンス」とうたっています。木村先生がどのような構成で挑まれるか興味津々です。
初演を観られた方、懐かしいでしょうか?愛ちゃんファンの方、これは期待ですか?