絶望した青年をどう生きるのか? 愛月ひかる主演「不滅の棘」

新春宙組公演、「不滅の棘」。梅田のシアター・ドラマシティでの初日に様子が放映されていました。

宙組ひとすじ“純血スター”愛月ひかるさんが奮闘中です。初日舞台あいさつを終え、ちょっとウルッとして、再演とはいえ、やっぱりプレッシャーあったんだなあと思いました。

とはいえ、白一色がよく似合いますね。先日は、実咲凛音さんも観に来られたとか。愛ちゃんと仲良しですものね。みりおん退団後のTALK&LIVEにも凛城さんと来られたくらいです。

また、遙羽ららちゃんも可愛らしかったです。私の東京公演観劇は千秋楽になります!!会社は午後半休です!楽しみ♪

「不滅の棘」。出演者は決まりました。キャストの発表がまだなので、予想!と思うのですが、そもそも初演を知らないし、原作も読んでない。畏れ多...

さて、

“永遠の命”を与えられ、絶望している300歳以上の男・エロール。「最初は純粋で性格のいい青年だったのに、長く生きていると、何もかもがバカらしくなり、心がすさんでいる」という役柄。

これだけでも難しいですよね。

虚無的な行動で波乱を巻き起こす

これが作品のテーマですが、果たして、長生きはいいのか?というのは私も疑問に思います。おそらく、人間はやり残したことを一通り終えるのが、70~80年くらいかかるのだと思うのです。

自分が80歳くらいなら孫の一人や二人できていると仮定します。結婚して子供をもつと一通りの経験をして満足するのではないでしょうか。

たとえば、仕事をそこそこ満足を得るのも、勤続10年くらいかかります。つまり何かに満足するのに数十年かかる。満足するために一生懸命生きる。

満足したあかつきに死が来る。やっと終えることができる。終わりがあるから輝ける。

でも、死が来なかったら?

生きることに意味を見いだせないし投げやりになっていきますよね。エロールは可哀そうです。

ただこの主演作品は、愛ちゃんにとって飛躍です。

「いつか絶対、東京で主演公演を。一つの目標だった」

そしてこの役は脱力した役です。生きる時間がなくて絶望ではなく、長すぎる時間に絶望しているのです。足し算より引き算の方が難しいですね。「ポーの一族」のエドガーとも違うキザでナルシストな青年。

昨年はラスプーチンで気味が悪い新境地を開いた愛ちゃん。今年は同期の仲良しなキキちゃんも宙組に投入され、大劇場公演お稽古はまだですが、どんな宙色になるでしょうか?!

ブログ村

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