6月、シアタークリエにて「ラディアント・ベイビー」が開演します。
この作品は、キースヘリングというアメリカのアーティストの生涯を描いた作品です。
アメリカの片田舎でずっと周囲になじめない少年期を過ごし、 NYに出て行くことを決心します。憧れの地で、自分なりのアートを築き、 考えを共にする同志たちと巡り会います。しかし、AIDSによって 先が長くないことを知り、残された短い時間の中で 描く意味・生きる意味と向き合います。
キャスト&スケジュール
キース・ヘリング 柿澤勇人
アマンダ(キース・ヘリングのアシスタント)知念里奈
ツェン・クワン・チー(キースの友人) 平間壮一
カルロス(キースの恋人、同性愛者)松下洸平
(上記公式HPより抜粋)
あらすじ
憧れの地NYである日、キースが訪れたのは「パラダイス」というディスコ。この雰囲気にもとけ込めないのか、そう思った矢先、DJをつとめるカルロスに出会います。お互いにとって特別な存在になります。
その後、キースは地下鉄の空き広告スペースにアートの可能性を感じ、あらゆる駅にチョークで描いて回る。これが瞬く間に世間の話題をさらいます。
キースのもとに、ギャラリーの推薦でやってくるアシスタントのアマンダ。彼女の献身的な仕事ぶりは、アーティスト:キース・ヘリングにとって欠かせない存在になってゆきます。
“表現の場”と“大切な仲間”にニューヨークで巡り合うことが叶い、確かにここに居場所を見つけた―。
キース・ヘリングについて
広告板を使った通称サブウェイドローイングというグラフィティー・アートを始めました。
コミカルで誰もが楽しめる落書きは、地下鉄の通勤客の間で評判となり、一躍キースの名を広めることになりました。次々と展覧会が開催され、国際的にも高く評価されました。
制作活動は多岐に及びます。世界中で壁画を制作したり、社会的なプロジェクトも数多く手がけました。日本でも展覧会やワークショップの開催など展開されました。
1988年にはHIV感染と診断され、その翌年に財団を設立しました。
31歳で亡くなるまで、アート活動を通してHIV/AIDS予防啓発運動にも最後まで積極的に関わりました。
個性的なデザインです↓
ポスター キース ヘリング Wedding Invitation
イベント情報
『ラディアント・ベイビー』6月6日(月)〜22日(水)の公演期間限定で、中村キース・ヘリング美術館によるご協力のもと、「キース・ヘリングのポスター展」の開催されます。
シアタークリエ1Fエントランス正面スペースに、キース・ヘリングのアート作品が11点展示されます。舞台上で繰り広げられるキースの世界とともにキースの魅力を体感してみましょう。
テーマ
キース・ヘリングは短い人生でも、社会貢献し、ミュージカルになるほど偉業を残しています。そんな彼も生きている間は自分の「居場所探し」をしていたのではないでしょうか。
私たちも日常を当たり前に過ごしていますが、各々自分の居場所を探して、確保して、努力して過ごしていると思います。
私たち自身の居場所にはどんな人がいるでしょうか。考えさせてくれるミュージカルだと思います。