千秋楽間近、宙組版『WEST SIDE STORY』楽しみですね。なんとか観れました。東京国際フォーラムは席数がかなりあるのに、もちろん満席です。
みずみずしい音楽、若さあふれるダンス、気になったキャストの感想を記載します。
感想
トニー 真風涼帆
真風さんのさわやかなこと！ジャンパーとジーンズ、金髪。「宝塚の殿堂」大浦みずきさんのような、春野寿美礼さんのような面影。お化粧爽やかになりました。堂々たるトップスターでした。若々しくも他のジェッツより大人で。
マリア 星風まどか
思っていた以上に大人っぽいマリアでした。まどかちゃん、ゆりかさんと超お似合いでしたよ。
マリア、褐色が強すぎな気がしました。でも黒塗りが合いますね。黒い方が大人に見えるし。少し面痩せした感じで、白いワンピースも綺麗に着こなしてました。
声もよく響き、歌が心地よかったです。トニーに夢中な感じがとても好感もてました。
ベルナルド 芹香斗亜
直近が「ハンナのお花屋さん」で拝見したので、ベルナルドびっくりしました！今まで観たどのベルナルドより素敵！！！
もう、キキちゃんファンに仲間入りしていいですか？？スターここにあり、って感じでした。キキちゃんのワル引き出し増やしました。
リフ 桜木 みなと
イメージ通り金髪が似合って、どなたがやっていたリフより素敵だなーと思いました。想像通りでした。
アニータ 和希 そら
特筆すべき、そら君！劇団四季アニータ役の役作りとよく似ていました。本来男役がやるべき強い女性です。自立してるし。そして、誰より美しく激しく愛を謳歌して女性だなあと。スタイル抜群だし女役に転向してもいいかも！
チノ 蒼羽 りく
女性には少し臆病で、でもチーム意識が強いチノ。良い人なんですけどマリアには物足りないんでしょう。りくさんの黒塗り黒髪とても激しくてよかったです。
ドク 英真 なおき
じゅんこさんがドクを演じると「ロミオとジュリエット」の神父に重なります。ストーリーがベースになっていますが、神父様より感情を露わにするけど、少年たちを理解し見守ることしかできないもどかしさを感じます。
シュランク 寿つかさ
すごく嫌味な刑事ですよね。ずるい大人役でさすがです。寿組長はいい人キャラの方があってますねえ。
クラプキ巡査 松風 輝
組長同様、嫌味な大人を好演。ニコライを演じた人に思えません。さすが。肉布団も入れリアルでした。
グラツィエーラ 結乃 かなり
ジェット団の女性は清楚で衣装の色がパステルできれいです。ジェッツの女性はシャークの女性より詳しく描かれてませんが、結乃さんはリーダーの彼女なので、誇り高いという感じでした。
アクション 瑠風 輝
血気盛んな若い役なので、瑠風さんは舞台映えしますねー。滑舌もいいし、目鼻だちも目立ち、とてもうまかったです。アクションの性急さもよくわかりました。
エニボディーズ 夢白 あや
女の子でありながら男に憧れるエニボディーズ。難しいですよね。認められたいお転婆な女の子？！いつか女の子になるんだけど、女子になりきれない思春期難しいですね。夢白さん、ショートも鮮やかで小柄でも体当たりでうまかったです。
まとめ
平和な世界を願うことや人種差別をなくすことや、愛について、貧困について、色んな社会問題を含んだ『WEST SIDE STORY』。
一瞬の心の輝き、やさしさ、それがあったことに救いを見ました。出演者それぞれがハマり役だったこともよかったです。
