新源氏物語 宝塚花組 明日海りお、感想

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新源氏物語を観て

 
2015年12月最後の宝塚観劇、華やかな平安絵巻。
私、平安時代大好きなんです。
大学ゼミも女流日記文学で、源氏物語も好きです。

プロローグの着物がすばらしく優美です。絵巻物が目の前にあるようです。
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私が一番女性らしくリアリティを感じるのは六条御息所。
高貴な身分だから、嫉妬や愚痴を言えないうえ、愛人だから我慢の連続。
そんな御息所を男役が演じてるところに、インパクトの強さを感じました。
柚香さんの等身大は、柏木ですね。
前半、御息所を演じてるのがより楽しめました。

葵の上は花乃じゅりあさん。
葵の上と御息所は身分高く高貴な女性という意味で同じですが、御息所は表だって愚痴は言わないですが、内側でとてもストレスを感じているんですね。悔しいことは激しく恨む。ストレートだと思います。
その結果生き霊になったりします。
葵の上は、源氏に嫉妬をしますが、それをどう表していいかわからなかったのかと思います。
二人とも、源氏にその気持ちをぶつけていれば、もっと愛されたのに、と思います。

 
 
 
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感想

紫の上って、出来過ぎてますよ。いい子すぎる。
誘拐されたくせに、男がキレイだから好きになるかしら、というのが昔からの疑問。
私も昔は紫の上が一番好きでした。
美少女で素直で優しい。王子様に見初められてうらやましいと思いました。
実際は後ろ盾もなく不安な身の上だから従ったのかもしれません。

 
 
夕顔が出ないのが寂しいところ。
夕顔のけなげでかわいらしい部分は、中級階級の女性がいいと言われる所だと思います。

須磨もあっという間に終わり、いきなり宮廷復活。
最後の女三宮と柏木の密通を眺め、因果応報を悟らせるところで、ラストにしたかったのでしょう。
新源氏物語を駆け足でなぞってました。
これももう一つの源氏作品ですので楽しめます。

女性として思うのですが、あまりに美しい人を好きになるのは罪なんでしょうか。
その美しい人を独り占めしたいと思うあまり、周囲を呪い、おとしめる。
人間には恐ろしい面がありますね。

宝塚の源氏物語は単に華やかな気分に浸れます。
この場所にしか存在しない夢の貴公子ですから。

ショー、メロディア。
こちらは豪華なレビュー。和物の華やかさとは違う宝塚らしい花やスパンコールふんだんのショー。
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上記は公演デザート、メロンゼリーにメロンケーキがのっています

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