フランス近代画家ルノワール展を見に行きました。上記絵画が地下鉄に広告されており、一目で見てみたいと思いました。大きなキャンバスに描かれた上記絵画は、《ムーラン・ド・ラ・ギャレットの舞踏会》というタイトルです。日本で初めて展示されます。幸福に身を委ねる人々、揺れる木漏れ日、幸せを感じる一枚です。
ルノワール展
会場
国立新美術館 企画展示室1E(東京・六本木)
〒106-8558 東京都港区六本木7-22-2
会期
~8月22日(月)まで
開館時間、休館日
10時 − 18時
金曜日、8月6日(土)、13日(土)、20日(土)は20時まで
毎週火曜日休館、8月16日(火)は開館
趣旨
ルノワール・コレクションを誇る、オルセー美術館とオランジュリー美術館。本展覧会は、両美術館が所蔵する、100点を超える絵画などを公開しています。
初期作品から、裸婦を描いた晩年の大作まで、肖像や風景、風俗、花、子ども、裸婦など多彩な絵を展開しています。
見どころ
日本初来日である下記【ムーラン・ド・ラ・ギャレットの舞踏会】も一つです。
【ムーラン・ド・ラ・ギャレット】とは
モンマルトルの丘で、使われなくなった2台の風車(ムーラン)のふもとに、1855年にオープンしたダンスホール。
小麦と牛乳の焼き菓子(ギャレット)が人気を呼び、この名で呼ばれるように。日曜日には、午後3時から真夜中まで、広い庭でダンスパーティーが開かれました。
ルノワールはこの近くに住んでいたようで、この絵のモデルはモンマルトルの娘さんやルノワールの友人達です。素敵な光景が日常的にあったのですね。
この絵を題材にした「フレンチ・カンカン」という映画があります。美術館で上映されていました。映画監督はルノワールの次男です!
さらに、絵画でも「ムーランルージュ」というモンマルトルにあるキャバレーを描いています。
風俗で少し怖いような世界でした。
しかし、ニコール・キッドマンが主演された「ムーランルージュ」の世界ですから、リアルタイムでそのような場所が近くにあった環境も絵画のインスピレーションですね。
また、下記絵画【田舎のダンス】【都会のダンス】は二枚並べて展示されているのが印象的です。左が【田舎】右が【都会】です。
右【都会のダンス】の女性のドレスの光加減、絹のひだが素敵でした。この二つの絵は45年ぶりにそろって来日です。
下記絵画タイトルは【ぶらんこ】です。幸福そうな家族の日常です。ルノワール絵画は現実、日常を描いたものが多いです。ご婦人のリボンのドレス、柔らかい筆で描かれています。
印象派の柔らかい線、光のあたり方、優しい線が心休まります。
まとめ
このたびのルノワール展では、ゴッホの絵も数点展示がありました。しかしほぼ印象派ルノワールです。
ゴッホには珍しい絵が、ルノワール【ムーランルージュ】と比較するようにありました。
ゴッホは線が強くやはり全然タッチが違いますし、写実的です。
ルノワールは「幸福の絵画」と言われるほど、見た後に癒されます。絵を見て癒される感動はなかなかいいものです。それはこちらも幸せにな気持ちになるからだと思います。
この会期はとても人気があり、私は平日の昼頃行きましたが60代くらいの方でいっぱいでした。平日日中は、年配の方が多い気がします。
通常、金曜夜に見に行きますと、空いてます。
絵には興味がないと言う方も、ぜひ一度ご覧になってはいかがでしょうか。何か静かな感動がくるかもしれません。
今回の音声ガイドは元宙組トップスター大空祐飛さんです。
国立新美術館
国立新美術館内には1つのレストラン、3つのカフェがあります。 待ち合わせに。くつろぎのひとときに、アーティスティックなとても素敵な空間です。
一流レストラン、ポールボキューズや、ひらまつが入っています。