最近観た宝塚で一番心に残ったと言える作品『39 Steps』。構成がとても良かった。
千秋楽おめでとうございます!!
一部はキュッと凝縮しわかりやすいお話。善悪がハッキリし、ストーリーがわかりやすい。
サスペンスは展開が詰まっているのが決めてと感じます。
雪組と凪七さんのバランスやチームワークがすごくいいと感じます。
感想
リチャード 凪七 瑠海
リチャードはつかみ所がないと思いましたが、だんだん変わっていく過程が普通の人
なんだろうな。慎重で真面目だからこそ、アリスのことは根底で惹かれていったのでしょう。
長身にスーツも良く似合い、紳士でクールなイギリス男性。
アリスとの関係に物語最後はこちらがハッピーを詰め込まれた気分。
2幕はリチャードが「アリアドネ」のスターだったら・・・と勝手に考えました。
ショースターそのものな凪七さんの魅力が満載。宝塚らしいし。
ミュージックホールの古き良き音楽っていいですね。これらを宝塚で聴けるのが素晴らしい。
アリス 野々花 ひまり
地味目なヒロインですが、主人公にスッと寄り添えて好感があります。主張しすぎず、
いないと困るヒロイン。華やかなダンサーというより、チームの中で真ん中を張ってる責任を
感じました。個性的な役が多かったひまりさんですが、アリスは普通の女性で、そこが新鮮!
常連客の男 奏乃 はると
単なる酔っ払い常連と思いきや・・・最後に面白い設定でした。こういう味のある役が
雪組上級生はうまい。ホッコリして好きです。
ピーター 久城 あす
ホールのダンサー兼演出家ーのような頼もしい存在。歌も心地よかった。
悪役の似合う久城さんですが、良い人役もとても似合って好きです。2部ショーのソロも
高音がよかった。
ダイナ 妃華 ゆきの
ホールダンサーでは一番華やかに見えました。目線や仕草も色気があり、貴重な上級生娘役。
かつての舞咲りんさんのようなダンサーポジションのような。声が低くそこも新鮮。
手下の男 壮海 はるま
もう一人の手下、蒼波くんより大人な牧師の部下。指示通りやってもリチャードに
やられっぱなしが可愛い。2部ショーの赤い花束を持った踊りは三角関係が素敵。
大人っぽいダンスに表情が切なくて、素敵な男役だと再認識。
手下の男 蒼波 黎也
今回注目して観ていた蒼波さん!なかなか男役センスのいいジェンヌさんです。
小劇場は目立ちますし、どうして今まで気づかなかったのかと思うほど、美貌です。
紫門ゆりやさん似のノーブルな雰囲気。背も高く華やかな顔立ち。悪役をもっと観たい。
2部ショーでも目立ちました。今後も注目します!
ジャック 紀城 ゆりや
紀城さんの柔らかいスター笑顔、パッと目立ちますね。雪組っぽい穏やかな男役。
可愛いホール店員でした。ショーでも笑顔が際だっていました。
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