新生月組プレお披露目公演「アーサー王伝説」のキャストが決まりました。
ポスターの珠城さんお化粧うまくなりましたね。男っぽくなりました。中井美穂さん司会、カフェブレイクで先日(トップとして)「やるっきゃない!!」と意気込みも語っておられました。トップスターは決して、夢だけでは成り立たない険しい道。
次々と課題与えられ、苦しいかもしれませんが、大輪の花が咲くといいですね。柚希礼音さんも、とうこさんが去られたとき、粛々と頑張っているように見えましたよ。
ちゃぴちゃんもお化粧がお姫様っぽくて可愛いですよね。いつもの現代的な女性ではなく、中世のお姫様でドレスもナチュラルで。
そして、魔女役のみやるりさん。2番手ですが、プレお披露目で魔女でアーサー王最大の敵!
アーサー王伝説
アーサー王伝説は、四つの物語から成っています。
①アーサーの誕生と即位。ローマ皇帝を倒し、全ヨーロッパの王になるまでの物語。
②アーサー王の宮廷(キャメロット)に集った円卓の騎士達の冒険とロマンス。
③聖杯探索。最後の晩餐で使われたという聖杯を円卓の騎士が探す物語。
④ランスロットと王妃グィネヴィアの不義の関係発覚に端を発する内乱(カムランの戦い)。王国の崩壊とアーサー王の死
予想
お披露目公演ですから、華々しく①~③の内容で上演するのではないでしょうか。
④はグネヴィアとランスロットの不倫です。それが発覚し、ランスロット対アーサー王の対決になります。
しかし戦いの前に、グネヴィアを甥に預けたら、甥っ子に妻を取られてしまい。。。甥と戦いの末、致命傷を負うアーサー。
なんとまあ。。
結論、④はお披露目公演にふさわしくないので盛り込まないと思います。
グネヴィア
グネヴィアはかなりの美貌を持っていると思います。ちゃぴちゃんも、それは意識してお化粧していると思います。
ランスロットと不倫って。グネヴィアが一目惚れしたようですね。
モーガン
みやるり魔女モーガンもランスロットを誘惑します。ポスター見たときお芝居で女役!悪役!ちょっと新鮮ですね。
ランスロット
名前くらい聞いたことがある有名な騎士を、今が旬の朝美絢が演じます。湖の妖精に育てられたという軽やかなイメージですが、グネヴィア妃と恋してしまい、円卓の騎士の和を乱してしまう役です。
どんな演出になっているのか楽しみです。グネヴィア妃の関係は触れないで、爽やか騎士のままなのか。
騎士道
この物語は騎士のお話です。騎士道ってすごく立派に聞こえますが、どんなことでしょうか。
裏切り、貪欲、略奪を通常行っている支配層の、彼らの暴力を抑止するため、倫理規範、無私の勇気、優しさ、慈悲の心といったものを「騎士道」という形で生み出したそうです。
であるならば、ランスロットのグネヴィアへの恋も不倫などではなく、もっと崇高なものかもしれません。
騎士が貴婦人を崇拝し、奉仕を行うこと。相手の貴婦人は主君の妻など既婚者の場合もあり、肉体的な愛ではなく、精神的な結びつきが重要とされた、宮廷的愛・忠誠心のような愛を描くことは、宝塚のテーマに合っていますね。