
雪組『ポーの一族』千秋楽おめでとうございます。
雪組版とても良かった!宝塚であるとトップコンビを見ます。
基本的な流れは初演と変わらないのに、メリーベルをトップ娘役が演じることで、
エドガーとメリーベルの絆がより強く感じます。
感想
エドガー・ポーツネル 朝美 絢
朝美さんのエドガーも美しかった。オスカルのような高貴さもあった。美貌だけでなく
かなり気が強い。男爵が、扱いづらいと常々思う青年。ですがヴァンパネラになったから
そうなのでしょう。どこへ行ったらいいか、誰といればいいのか。
エドガーは自身が消滅するまでメリーベルを想っているのか・・・不安な感じも美しかった。
フィナーレは黒髪の朝美さんも最高でした。デュエット衣装が美し過ぎる!
メリーベル 音彩 唯
大人っぽいメリーベルでした。みずみずしく人形より可愛いのですが、大人びている。
そこが原作に近いと感じる。音彩さんの魅力はヒロインタイプ。クセの強い女性より
真っ白なヒロインが似合う。朝美さんの視線の先に音彩さんが居る光景がとても好き。
柔らかいメリーベルですが、悲しみを根底に持ち、相手を理解し哀しさを吸収して消滅する。
守りたくなる女性、エドガー以外からも、ほとんどの男性にモテます。
エドガーとメリーベルを見ていると、兄妹愛と恋人愛のどちらが濃いか問題は、
お互いをどのくらい深く想い合っているかなのかなと思います。
フランク・ポーツネル男爵 瀬央 ゆりあ
存在感抜群。個人的には長髪貴族の男爵が好み。時代とともに工夫があります。
男爵もシーラに対して、エドガーのような後悔を一定量持っていると歌詞でわかりました。
エドガーと男爵はお互い、一族のことを思いながら、やり方や考え方が相いれない。
だから衝突してしまう。長く旅をしても意思疎通はお互いできなかった?
消滅は必ずシーラと共に、それだけが男爵にとって幸せだったのでしょう。
シーラ・ポーツネル男爵夫人 小桜 ほのか
時代によってドレスが変化しているのが素敵。みずみずしい女性からヴァンパネラとして
獲物を刈り続けるのに少々疲れや焦りも見える。旅をし続けるのは負担なのでしょう。
そう考えるとスコッティ村のような拠点が必要なのかもしれない。
小桜さんの存在感、歌唱は秀逸。
クリフォードが一瞬夢中になるほど妖しい魅力を放っていました。
アラン・トワイライト 縣 千
縣さんのは人間らしいアラン。原作に近いなと思う。美少年なのだけど、エドガーの美とは
違う、人間の美少年。エドガーより繊細で神経質で弱さを感じたのが良かった。
ジャン・クリフォード 華世 京
華世さんの新たな魅力。脱力感というか力が抜けた演技がモテ男なのかな。
力んだ演技じゃないのが今回クリフォードに合ってました。医者という固い職業の割に
見た目が色気がありました。
ブラヴァツキー 美穂 圭子
品のあるブラヴァツキーでした。グリーンのドレスも
素敵でした。そして、エトワールの美穂さん。最後に歌姫にエトワールをというのが粋。
東京公演もありますが、宝塚大劇場最後、本当にお疲れ様でした。今後のご活躍、
ご多幸お祈りいたしております。
大老ポー 奏乃 はると
威厳や一族愛に溢れたキングポーを感じました。恐ろしさはなく。
老ハンナ 透真 かずき
ハンナも愛に満ちてました。メリーベルをすぐ迎えにくるところ、男役感もありながらずっと
見守ってたのかな、と感じます。初演も高翔さんが抱きかかえてた気がします。
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