『はいからさんが通る』、メインキャストも素晴らしい演技ながら
たくさんの他の個性豊かなキャストもみなさん、ハマり役！
紅緒と少尉の運命と共に色濃く存在するキャスト達に注目！！
感想
藤枝 蘭丸 聖乃 あすか
初演時より少し男気を感じた、芯が見える蘭丸だったと思います。
相変わらず女形はきれいで、滑舌もだいぶ改善されていると思いました。
もっと前髪が短い方がきれいな顔をよく見れたのにと思いました。
北小路 環 音 くり寿
華族のお嬢様らしい物腰と話し方、声も透き通ってよく響き、美少女。
少尉と幼なじみなのに、なぜ少尉は環を選ばなかったか不思議なくらいです。
紅緒にヤキモチを焼く演技や鬼島さんを好きな感情も細かいお芝居がうまい。
二幕の真っ赤なドレスは初演より目立ち、環の強い意志すら感じます。
エトワールも可愛いピンクのドレスとパラソルで堂々と歌いきる。
花組きっての娘役スターとなりました。
花乃屋 吉次 朝月 希和
上級生娘役の風格が漂います。次期娘役トップ決定し、華やかさはあるものの
少し地味な印象。もっとお色気があってもよかったのでは？？
ラリサ 華雅 りりか
初演はかなりラリサを重々しく感じました。
今回は少尉はラリサに恩はあるものの、サラッと演じたように感じます。
全世界にたくさん人間がいるのに、なぜここに愛する人達が集約するのか、
そんなことを考える人物です。
見た目も麗しく少女漫画から抜け出たようです。
伊集院伯爵 英真 なおき
初演の雰囲気をそのままに、作品への花を添えています。
偏屈そうに見える行動の裏には、奥方への愛が限りなく流れている、
そう思わせる素敵な人物を温かい演技で見せてくれます。
伊集院伯爵夫人 美穂 圭子
声がきれいなので、とてもよく通り、世間知らずの可愛いおばあちゃまです。
美穂さんがふんわりした役を演じるのを観るのが初めて？なので、
さすが専科さんは何でもできますね。
牛五郎 飛龍 つかさ
飛龍さんの牛五郎、とても好きです！
若い兄ちゃん風に作っていて、それが初演時のおじさん牛五郎と違い
危うさやみずみずしさを感じます。牛五郎や蘭丸のように、紅緒をいつも見守る
登場人物に愛を感じます。
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