ストーリーが際だつ 礼真琴 星組『王家に捧ぐ歌』感想

星組版『王家に捧ぐ歌』。

心に残る名作ですね。

休演になっていた分、キャストのエネルギーを後半公演に注ぎ込んだような熱量。

宙組大劇場版も素晴らしかったですが、

新解釈とビジュアル一新はどうか…

そんなドキドキはウバルドの極美 慎さんの登場ですっ飛びました。

全体的には劇団四季『アイーダ』に近い雰囲気かな。

劇団四季風のリアルな世界観に近く、

ファラオが今までのような異次元のメイクでないし、神官達も眉毛があり、

アムネリスの部屋も必要以外はスッキリした印象で。

私は星組礼版の『王家に捧ぐ歌』好きになりました。

物語が際だつので今回の衣装やセットは良かったと思います。

個人的には、ラダメスとアイーダの逢瀬の場面を増やした方が、その後の悲劇が浮き立つかと…

スポンサーリンク

感想

ラダメス 礼 真琴

理想に燃え、強く正義に溢れ、秘めた恋を守っている戦士。

ファラオの信頼厚く、ファラオの娘である王女の婚約者。

誰もがうらやむ地位のいるのに、敵国の王女にそれほどまで惹かれてしまったあたりを

もっと詳しく知りたいなと思いました。

命がけで恋してる情熱を見たい、歌でもうちょっと知りたいなと思いました。

戦いのダンスも躍動感あり、若さ溢れる将来有能な将軍は魅力的でした。

アイーダ 舞空 瞳

セリフも歌も地声が響いてとてもうまかったです。

絶望しかないヒロインなのに、

なぜかキラキラしたものが見えるのはラダメスとの愛しかないからでしょうか。

愛だけしかないアイーダが愛おしく思えてなりません。

フィナーレもアイーダ風の髪型で素敵でした。

アムネリス 有沙 瞳

圧倒的な美女。アップのロングな髪型も似合いすぎます。

この王女よりアイーダを選ぶのか?と思わせるルックス。

一幕と二幕で立場が変わるので、一幕はもっと無知なお姫様風でも面白いかも知れません。

二幕は女王として国を治める責務を全うする姿は強く、エールを送りたいです。

アムネリスは美と権力を持っているけれど、古代では巨力な武器なのに

それでも恋に破れてしまい、人生は無情だなと思います。

ウバルド 極美 慎

亡国の王子であるがゆえに恨みが強く、復讐心に常に燃えてるウバルド。

極美さんがかっこいいのはわかってましたが、一段と華やかでオーラが違いました。

トップスター並に素敵ですね。またファンが増えたと思います。

ルックスだけでなく、お芝居も情感あふれています。

こうするしか生きる方法が無かったのだと思いました、エチオピア側は。

ウバルドのアイーダに対する心の変化は、観てる側に、そういう世界観があると代弁しているようです。

前回の記事↓

ファラオは…!? 礼星組『王家に捧ぐ歌』

ブログ村

お読みいただきありがとうございます♪

↓ポチッといただけると励みになります♡

にほんブログ村 演劇・ダンスブログ 宝塚歌劇団へ
にほんブログ村

コープ

↓コープ(生協)でも宝塚、劇団四季、東宝のチケット取り扱いあります♪

お一人でもOK!生協のラクラク宅配
まずは資料請求!

スポンサーリンク