雪組公演「ひかりふる路~革命家、マクシミリアン・ロベスピエール~」を迎える前に次作が決まっているという宝塚の作品の宝庫。
出演者のみなさんは、フランス革命のパリから第二次世界大戦のパリへ。初演は観ておりませんが、脚本が柴田先生なので、強烈な恋のお話でしょうか?
私、柴田先生って宝塚一濃い恋愛を描く先生だと思っています。先生の作品は濃厚で大好きです!
そして、この作品は、2000年に轟悠さんが初演で主演をされ、賞を受賞したそうで傑作ミュージカルの再演とのことです。今回ももちろん主演されますよね?!
宝塚にはまだまだ知らない名作が埋まっているんだなあと、今回も思いました。100年の歴史で私の知っている作品はごくごくわずか。
ミュージカル・プレイとあるように、ストレートプレイに近いのでしょうか。
「ベルリン、わが愛」に続くナチス系のお話。戦争が背景な舞台ってどうしたって暗いですよね。そこから得るのは教訓とか共鳴みたいなもの。
やっとトップになったのに、全作品主演でいいじゃないかと思うのも本音です…しかし、再演と言いながら、私には初演ですので、今からひじょーに楽しみです。
そして、轟悠さんはやっぱりすごいと思います。
トップスターを経験したのちに専科に移り、主演作のみを公演し続け、歌劇団の理事という経営側にも携わっているんですよね?!しかも一生宝塚に残るわけで春日野八千代さんの位置づけでしょうか。
一生、仕事に人生を捧げている。好きなことかもしれないけど、後継を育てるとか会社をよくしようとか、女性だし結婚や女優になる道もあったでしょうに、宝塚に全人生を捧げてるというお方ですので、改めてすごいなと感じます。
大劇場主演は『The Lost Glory ―美しき幻影― 』以来になりますでしょうか?
この公演で望海さんが轟さんから、トップスターのなんたるかを感じ取れるといいですね。
『凱旋門』
-エリッヒ・マリア・レマルクの小説による-
脚本/柴田 侑宏 演出・振付/謝 珠栄
■主演・・・(専科)轟 悠、(雪組)望海 風斗、真彩 希帆
あらすじ
第二次世界大戦中のパリを舞台とし、ナチスの影におびえ復讐相手を追い続ける日々を生きる医師ラヴィックと女優ジョアンの鮮烈な恋を中心に、時代に翻弄されながらもひたむきに生き抜く人々を描く。
登場人物
ラヴィック
フランスに不法入国した外科医。
ジョアン
孤独な若い歌手・女優。
ボリス
ラヴィックの友人。
フランソワーズ
ラヴィックたちをかくまう宿屋の女主人。
作家について
作家エーリヒ・パウル・レマルクという人はドイツ人でありながら、反ドイツ的とみなされ、スイスへ亡命しているんですね。
更にヒトラーが政権を握ると、書籍も処分され、ドイツ国籍をはく奪されてしまいます。そしてアメリカへ亡命し、第二次世界大戦後にはアメリカ国籍を取得しています。そんなこともあり、長寿を全うしたようです。
『Gato Bonito!!』~ガート・ボニート、美しい猫のような男~
ショーは藤井先生作。こちらは轟悠さんはお出にならないのでしょうか?
■主演・・・(雪組)望海 風斗、真彩 希帆
望海さんのイメージが猫だったのでしょうか?クールで気まぐれな性質、気品溢れるしなやかな身のこなしなど、猫からイメージされる姿をテーマにしたショーらしいですね。
猫と言えば気まぐれ、なついてるのかどうかわからないところが女性を翻弄する男性に例えているとか??
「猫」をテーマにしたショーは、2000年に星組『美麗猫』 -ミラキャットがあったようです。タイトルが漢字というのもエキゾチックなような。
2018年のキャットも楽しみです(^^♪